【NCT】彼との夏休み2 【完結】 (ページ37)

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js side

チョンロから
''Aとデート行くんだけど夜景が綺麗な所ある？''って聞かれて正気かよって何回も尋ね後に漢江を教えた。

若い人達が多いから､絶対チョンロを知ってる人も居る。
撮られたら次の活動も､アイドル人生まで消えると思って。
絶対Aさんも自分も危険に晒しちゃだめだよ。

何度も繰り返し言って､不安で仕方ないから他のヒョンにも言いたかったけどそれを我慢して送り出した。

チョンロからさっき､漢江到着とメッセージが来た。
大丈夫かな…不安すぎるんだけど…

部屋でずっとソワソワしちゃってロンジュニヒョンに怪しまれたので会社に行ってどっか練習室で気を紛らわそう…

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cl side

チソンから教えてもらった漢江にAと2人で来た。

『…どう？綺麗？』

A『綺麗だけど周りに人居るからまだ喋らないで』

良い感じの場所まで来たけど人もちらほら居て､Aはずっと小声で話してる。
僕は帽子にサングラス､マスクとフル装備。
夏じゃなくてよかったよ…

『そろそろ喋ってもいい？』

A『声大きいってば。もう少し人が居なくなってから…』

A曰く､中国語で話してるカップルっていうだけで怪しいと。じゃあ韓国語でって言ったら辰乐分かりやすい韓国語だから尚更ダメと言われ､じゃあ日本語と言えばいや辰乐日本語担当だからと言われ周りに人がいなくなるまで喋っちゃいけない事になった。

『…もういいでしょ』

A『…うん､誰も居ないね。』

『やっと話せる…ほら､もうちょっとくっ付いて』

A『えぇ…誰か来たらやばいよ』

『カップルじゃない方が変に見えるってば。ほら』

少し強引に腰を引っ張れば分かったから､！と顔を手で隠しながら隣にピタッと来る。

『ていうか今何時？』

A『えーっと深夜の2時。』

『まじ…眠過ぎる』

A『人が居ない時間帯ってこういうことでしょ。ほら､夜景綺麗だよ。独り占めならぬ二人占め笑』

笑いながらゆっくり手を繋いでくるからちょっと焦りながらも握り返す。

『確かに…綺麗』

A『連れて来てくれてありがとう』

『うん､こちらこそ着いてきてくれてありがとう』

横を見れば既に僕を見ているA。
2人で見つめあってれば自然と笑えてきて。

深夜のデートも悪くない。