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年上【04LS/GEN】 ページ16

GENside



「げーんちゃ〜ん!久しぶり!」


「うるっさいなぁ。ひと月前に会ったじゃんか。バカ」


「わぁ今日はSモードかな?可愛い可愛い」







俺の頭をぽんぽんと撫でる彼女は地元の友達のA。
年は3つ上。
だから、この歳になってもいつもこうやって子供扱いされたり、なめられてばっかり。


まだ俺たちが名古屋でバンドをしていた若い頃、彼女が行きつけのご飯屋さんで働いていたのがきっかけで知り合った。


彼女の揺れる黒髪、少し胸元の開いたシャツ、汗ばむ身体、柔らかそうな唇、滲み出る色気。


俺はAに一目惚れした。


すぐ連絡先を交換して最初は敬語でぎこちなかった会話だったけど、時が経つにつれてそれはなくなって、今となっては俺らが名古屋に帰るときは必ず会っている。







「玄は今日ひとりなんだっけ?」


「そうだよ、ひとりだけど。で?」


「いや、久しぶりにお店に遊びにこない?
店内は狭いまんまだけど、改装して綺麗になったんだ!ね、来るの確定!行くよ」





彼女に左腕を掴まれて引っ張られる。





「っわ、この自分勝手女」


「口悪い!可愛くないぞー」







______________________________





「はい、ついた!」


「うわ、ほんとだ全然雰囲気違う。変わったね。
てか今日、お店休みだったんだ?」


「そうだよ、玄と会う日はお店休みの日の方が良いでしょ?営業してる日だったら忙しくてあまり会えないもん。鍵開いた!中どうぞー」







あれ、今少しAの頰が少し赤くなったような。
それにいつもは俺の目をしっかり見て話すのに、今めっちゃ逸らしたじゃん。

俺はAに促されて店内に入る。







「見て!ここのテーブルがこっちに移動して、ここの壁紙が変わって、そして、」







Aは店内の変わったところを必死に説明してるけど、一向に俺の目を見て話してくれない。

なんでだよ。







「...ねぇ、ちょっと玄!聞いてる?」


「聞いてない」


「なんで聞いてくれないの.....わっ」







俺はAをガラス張りの壁に押し付けた。
身長が同じくらいだから、目線は同じ。
なのに、まだAは俺の目を見てくれない。







「ち、ちょっと、玄!何するの、外の人に見えちゃうよ、恥ずかしいからやめ...」


「なあ」





俺は下を向いているAの顎を片手でひょいとすくう。





「俺の目を見ろよ」


「なっ...!げ、玄っ!」

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ゆずぽん(プロフ) - ちさとさん» お返事遅くなりました!読んでいただきありがとうございます!続編のほうでsumikaのおはなしをまた書こうと思います^^ (2019年11月24日 2時) (レス) id: 33055f6345 (このIDを非表示/違反報告)
ちさと - sumikaの片岡さんとおがりんの話、最高でした!!もちろん他のも良かったですよ!!私の妄想を盛り上げてくれて本当にありがたいです(笑) (2019年7月28日 15時) (レス) id: 11c343a2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずぽん(プロフ) - つぐみさん» わざわざコメントありがとうございます!遅くなってすみません。まだ読んでいただけていて嬉しいです(;_;)今後もどうぞよろしくお願いします (2019年2月7日 2時) (レス) id: 2549215dd1 (このIDを非表示/違反報告)
つぐみ(プロフ) - こんばんは!リクエスト作品読ませて頂きました。ちょっと強引な巨匠…良いですね…!ドキドキでした!素敵な作品をありがとうございました。これからも作品楽しみにしています〜! (2019年2月2日 20時) (レス) id: 8081f21b91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずぽん(プロフ) - つぐみさん» つぐみさん、返信が遅くなってしまってすみません。コメントありがとうございます!私の変な妄想にお付き合いいただきありがとうございました...笑 私もそんな感じの巨匠好きなのでまた投稿しますね^^ (2018年9月5日 1時) (レス) id: 2549215dd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずぽん | 作成日時:2017年7月24日 0時

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