強引な君

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達央さんは照れると耳が赤くなるタイプなのか、すごく耳が赤い。






達「俺そんなに強引かなぁ？」


何言ってるんですか。100％そうですよ。






主『ﾌﾌｯ』


達「おいっ、なに笑ってんだよ」






主『許します。今回の件。』








達央さんの大きな目が一層大きくなる。



この人、表情がコロコロ変わって面白いな
本当に年上なのだろうか、と思う。





達「まじで？」







その、まじで？の声の調子が無邪気すぎますよ。私、保護者みたいな感じになってるんですけど。





主『でも、達央さんには罰ゲームを与えます♪』


仕返しだこのやろう。




主『前仰った、ハグの罰ゲーム3回分チャラにして下さい。あと、達央さんの仕事、教えて下さい。』





達「えっ、ふたつも！？」

主『ん？(＾ω＾)ﾆｺﾆｺ』

また勝った。

達「あっ、でも、罰ゲーム自体はなくなってないよな？その言い方だと。」

主『まぁ、そうなりますね。ていうか、私もう鈴木さんって呼ばないんで。じゃあ、あとひとつ、お仕事なにされてるんですか？』






達「えっと〜あの、ワタクシ、こういうものでして。」ｽｯ





名刺を貰った。なになに…？





アイムエンタープライス所属声優鈴木達央








…………ん？声優さん……？





主『…達央さん、芸能人だったんですか！？』






達「まあ、そんな感じ。あとで調べてみてもイイぜ？」




まさかすぎる。なんと、芸能人さんだったとは。









主『……びっくりしました。じゃあ、寺島さんも…？』


達「声優。」




うわああああああああああああああああああああああああああああ





私、初めて芸能人さんと知り合いになってしまったようです。

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