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主『…………達央さん』
4日ぶりだろうか、足が動かない。
どうやら、私はあの件で結構いろいろやられてしまったらしい。
達央さんは前見た時よりもクマが酷くなってる。手には大量のエナジードリンク。そして、タバコ。
達「…あ、カナちゃん、これから仕事?仕事姿初めてみたな、じゃあ、がんばって。」
達央さんの喋り方に全く覇気がない。歩き方もフラフラしていてあぶない。
いつもの達央さんとは違う。
達央さんが動けない私の横を通り、家の扉をあける。
扉を閉めた
・
ガッ
主『……待ってください。』
自分でも今自分がした行動に驚きを隠せない。鼓動が速い。
達央さんもすごく驚いた顔をしている。その顔にも覇気がない。
主『すみません。私、ずっとモヤモヤしているの嫌いなんです。しかも、人間関係でモヤモヤするのは……もっと、嫌いなんです。』
取っ手を握っている手が震える。
現在時刻、10時52分。
会社には13時に着けば良い。
佐々木カナ。29歳。
こんなところで立ち止まる訳にはいかない。
・
主『…達央さん。私の家、来てもらえませんか。お話、したい事があります。』
・
達央さん、私、負けないんで。
あなたに負けないくらい強い、
強引な女になってみせます。
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九龍(プロフ) - オリジナルフラグ外してください。編集ページから外せます。 (2017年3月25日 18時) (レス) id: 9aa08c413a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホソヤサーン | 作成日時:2017年3月24日 14時