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後ろに居たのは達央さんだった。
そして、ピンチ。
ピンチはチャンス的なことを言うが、チャンス的な要素が全く生まれる気配はない。
寺「あっ、達央〜どこいってたん?びっくりしたよ〜」
寺島さんが笑顔で達央さんのもとへかける。
達「カナちゃん、いま、“鈴木さん”って言ったよね。俺ちゃんと聞こえてるよ、あとなんで拓篤と一緒にいるの?ねぇ」
達央さんが、寺島さんを横切り、私の方へ。
手首を掴まれた。
達「ハイ、では罰ゲーム〜♪」
やばい
主『ちょちょちょ待って下さい!!寺島さんがいる所でしかも今外ですよ?!無理です!!というかあんなの冗談ですよね!?』
反抗してみる。手首はビクともしない。
ほら、後ろで寺島さんも困ってるし。
達「.....いや、本気だよ?俺が嘘つくと思う?」
主『...っ』
そんなに真っ直ぐ見られると少し躊躇してしまう。
寺「達央…やめてあげたら?佐々木さんいやがってるよ?どういう理由があはのかはわからないけどさ」
達央さんが寺島さんの方を見る。
達「…そうだな、そうするか。ごめんな、カナちゃん」
あっさり手を離してくれた。
達「ところで、拓篤、こいつ何回俺の事苗字呼びしてた?」
寺「えっ、えっと、2、3回ぐらいかな?ってなんで?」
達「へぇ〜...ふぅ〜ん…そうなんだぁ〜」ニヤニヤ
.......寺島さん、今日初めて会いましたが、あなた、天然かましてるんですか?
さっきの話の流れでそれ言っちゃダメでしょうがっ!!!メガネ、鼻メガネに変えますよ!?!?
達央さんがいたずらっぽい顔でこっちを向く。
嗚呼、神様。
達「ちなみに、罰ゲームはなくなった訳じゃねーからな?あとで、な?」
私、今世紀最大のピンチなんですけど
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九龍(プロフ) - オリジナルフラグ外してください。編集ページから外せます。 (2017年3月25日 18時) (レス) id: 9aa08c413a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホソヤサーン | 作成日時:2017年3月24日 14時