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結局いい場所は見つからず
少し開けた人の多いところで足を止めた。
ここからが一番見えやすいと思うし。
立ち止まった瞬間に一発目が打ち上がる。
「おー…!綺麗!」
花火を見上げても、横のAの顔を見ても気分は晴れることはなく。
ボーッと、空に広がる花を視界に入れていた。
「ねぇ。」
ふと俺を呼んだAはさっきの興奮している顔はどこにもない。
『…何や?』
「何か隠してる。ずっと見てきたから分かる。」
『……。』
「出てきたときから気づいてたで?上の空やし、電話で怒鳴るし。何があったん。」
もういいやと思った。投げ出したくなった。
どうせ、知ることになるんやから。
『…俺な、引っ越すんよ。』
そう言ったと同時くらいに、お姉の『とも!!』と呼ぶ声が響いた。
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あほの子 - たっちゃんと神ちゃん、両方好きなのでこのお話を読むことができて嬉しいです。 (2017年12月10日 18時) (レス) id: da2d0b67d7 (このIDを非表示/違反報告)
はまぁゆ - うううううう !! 最後切ないな ~ !! >< (2016年8月16日 8時) (レス) id: 2f8032d760 (このIDを非表示/違反報告)
はまぁゆ - 新作おめでとう!純愛も好きよー← 頑張って♪ (2016年7月9日 17時) (レス) id: 012b670f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カジャ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時:2016年7月8日 19時