【刀剣乱舞】歪んだ先に (ページ27)

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むページ27

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「なに……言っ、て」

「ん？……嗚呼、そうか。自分じゃ見えないよな」

そう呟くと、何処から取り出したのか、わからない手鏡を私に向けた。

そこには、怪訝そうな顔をした自分の姿が──写るはずだった。

「～～ツ！！」

しかし

鏡は、無常にも

人間では、

あり得ない黄金色をした瞳を

そこに写していた

「あ、っぁ……なん、でッ！」

あまりの現実離れした事実に頭がパニックになる。

情けないことに、声が掠れて上手く喋れなかった。

どうして、どうして、こんなことに……？

そんな疑問が頭を支配する。

底知れない恐怖に、カチカチと歯が鳴り出した。

「そんなに怯えて……全く愛しい奴だなぁ。だが、俺との約束を破るのは感心しないな」

「ッ！」

「神との約束は、絶対だ。破った者には、それ相当の罰が必要だ」

────わかるよな……？────

つぅーと冷たいものが頬を伝った。

「……な、……い」

「ん？」

「ごめ、…なさっ……い」

気づけば、そんな言葉が口から零れていた。

しかし

──赦さない──

返ってきた言葉は非情で。

「…………と言いたいところだが、俺は今、気分が良い。だから条件付きで赦してやる」

更に悪い方へと転がる予感をさせていた。

あぁ、

誰か

──誰か助けて──

∗