『幸せの始まり』 ページ5
.
｢でも、これでやっと
Aは俺のものですって、みんなに言えるんよな｣
指輪を撫ながら、ともくんがそう言って嬉しそうに微笑む。
｢でも、私は最初からずっと、ともくんの⋯⋯｣
｢ううん。俺と付き合ってるとはいえ
Aのことを狙ってる男はいっぱいおるし
食事に誘われたり、連絡先を聞かれたことだって少なくないやろ？｣
｢⋯⋯うん｣
確かに、ともくんと付き合う前も、付き合ってからも
共演した俳優さんや、スタッフさんから食事に誘われたり
連絡先を聞かれたり⋯⋯ということは度々あった。
中には、ともくんが隣にいても堂々と聞いてくる人もいて
その時は代わりにともくんがきっぱりと断ったけど⋯⋯。
｢結婚したら、そうそうと声をかけてくる人もおらんやろうし
そう思うと少し安心かも。⋯⋯妬かんで済むし？｣
｢ふふっ。相変わらずともくんは心配性だね｣
｢やって、こーんな可愛い彼女やねんで？心配になるよ。
あ、今はもう婚約者、やけどな｣
こ、婚約者⋯⋯。
そっか、そうだよね⋯⋯。もう彼氏・彼女じゃないんだよね
｢あ、照れてる。可愛いなー｣
｢だって⋯⋯｣
｢早くみんなに言いたいな。
⋯⋯今日、メンバーみんなに報告せんとな｣
｢うん。そうだね⋯⋯｣
私を優しく抱きしめるともくんの腕に自分の手を重ねる。
頭の中に浮かぶのは、大切なメンバーの笑顔。
プロポーズのことは
事前にともくんからの報告でみんな知っていたみたいだけど
正式に婚約したことはまだ伝えていない。
みんな、どんな反応するのかな⋯⋯。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 245人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優衣(プロフ) - 朝からこんなに幸せで胸がめっちゃドキドキしてます😍💓神ちゃんの寝顔絶対可愛い(ﾉ≧▽≦)ﾉ続き楽しみにしてます✨ (3月8日 0時) (
レス) @page4 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 優衣さん» 優衣さんコメントありがとうございます！神ちゃんのプロポーズの場所はセリフはたくさん考えたので喜んでいただけてとても嬉しいです！ありがとうございます！ (3月7日 11時) (レス) @page3 id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 神ちゃんのプロポーズめっちゃかっこいい😍続き楽しみにしてます✨ (3月6日 22時) (レス) @page3 id: fa32b0552b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なっちゃん
| 作成日時：2024年3月5日 22時
