『過保護な恋人』 ページ3
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｢ともくん！お皿洗いは私がやるよ⋯⋯！｣
｢いいから。あと少しで終わるし｣
｢じゃあ、拭くのは私が⋯⋯｣
｢それも俺がやるから大丈夫｣
｢んんっ⋯⋯｣
家に帰ってきてから、ずっとこの調子。
部屋のお掃除も、洗濯物を干すのも、晩ご飯を作るのも
全部ともくんがやってくれて⋯⋯
何度言っても私に手伝わせてくれないんだ。
｢もう痛みも引いたし、大丈夫だよ？｣
｢でもまだ安静にせなあかんやろ？
Aはいつも頑張り過ぎなんやから、少しは休みなさい｣
｢⋯⋯はい｣
そんな風に優しく微笑まれたら、もう何も言えないよ。
リビングのソファに座ると、私はお皿を拭くともくんを見つめた。
帰ってきてからもずっと私のことを心配してくれて
私の分の家事も全部完璧にこなしてくれて
⋯⋯一日中動き回っているともくん。
私はそれを見ているだけで、全然⋯⋯
全然ともくんに触れられてない。⋯⋯こんなに近くにいるのに。
寂しさが募って、私はもう一度ともくんのところに行くと
大きな背中をぎゅっと抱きしめた。
｢ん？どうしたん？｣
｢⋯⋯甘えても、いいんでしょ？
⋯⋯今日ずっと、ともくんに全然触れられなくて寂しかった｣
｢⋯⋯A｣
振り返ったともくんが私の名前を呼ぶ。
顔を上げると優しい表情を浮かべるともくんと視線が重なった。
｢⋯⋯ねぇ、ともくん⋯⋯キスして？｣
｢もう⋯⋯ほんま可愛すぎて⋯⋯Aには適わんわ｣
目を細めて、私の髪を優しく撫でたともくんはそう呟いて
私にキスをした。
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なっちゃん(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん返事が遅くなってしまい申し訳ございません。温かいコメントありがとうございます。美紀さんもお気をつけて (3月7日 11時) (
レス) id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう💙 (2月19日 22時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2024年2月19日 22時
