『過保護な恋人』 ページ2
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｢ともくん、どうしてここに⋯⋯｣
｢マネージャーから電話で話聞いて、車飛ばしてきた。
カメラが倒れてきて、Aが怪我したって⋯⋯
もう検査は終わったん？結果は？｣
｢うん、どこも異常はないし大丈夫だよ。
しばらくは安静するように言われたけど⋯⋯｣
｢⋯⋯その頬⋯⋯｣
｢ただのかすり傷だよ。すぐ治るし傷も残らないって｣
｢そっか⋯⋯はぁ⋯⋯｣
ともくん⋯⋯息も乱れて、汗もかいてる。
急いで来てくれたんだ⋯⋯。
ずっと変わらない優しさに胸が締め付けられて
今度は私からともくんに抱きついた。
｢じゃあAちゃん、今日はゆっくり休んで。
撮影のことは、また詳しいことが決まったら連絡するから｣
｢分かりました｣
｢神山くん、あとはよろしくね｣
｢はい。⋯⋯じゃあ、A行こっか｣
その後、電話から戻ってきたマネージャーさんに見送られて
私はともくんに支えられながら、駐車場に向かう。
｢大丈夫？足とか痛くない？｣
｢うん、大丈夫だよ｣
｢しばらくは家事は全部俺がやるから、Aはゆっくり休んでな｣
｢え、そんなの悪いよ！そんなに大した怪我じゃないんだし｣
｢ダーメ。こういうときくらい甘えなさい。はい、乗って｣
｢⋯⋯うん｣
ともくんの言葉にモヤモヤしながら助手席に乗り
シートベルトを閉めようとした瞬間⋯⋯
横からともくんの手が伸びてきて
カチャッと音を立てて閉まったシートベルト。
驚いて顔を上げると、ともくんと視線が重なる。
｢と、ともくん、これくらい自分で出来るよ？｣
｢ええから。それにまだ手とか痛いやろ？無理しない｣
そう言って私の頭をポンッと撫でるともくん。
んんっ⋯⋯ともくんの優しさは嬉しいけど
なんだか、いつも以上に甘やかされているというか⋯⋯
ちょっと過保護のような⋯⋯。
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なっちゃん(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん返事が遅くなってしまい申し訳ございません。温かいコメントありがとうございます。美紀さんもお気をつけて (3月7日 11時) (
レス) id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう💙 (2月19日 22時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2024年2月19日 22時
