『過保護な恋人』 ページ1
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先週から始まった主演ドラマの撮影。
同世代の共演者の方も多く、素敵なスタッフさんにも囲まれて
順調に撮影が進んでいく中での出来事だった。
スタンバイ中、以前もドラマで共演して仲良くなった妹役の
リコちゃんと椅子に座りながら話していた時
リコちゃんの真後ろにあるカメラ台がぐらつくのが目に入った。
嘘⋯⋯このままじゃ⋯⋯っ
｢リコちゃん、危ない！！｣
｢え⋯⋯｣
咄嗟に立ち上がると彼女の手を取り
自分の方に引き寄せた瞬間、頭や肩に感じた衝撃。
｢⋯⋯うっ｣
あまりの痛みに私はリコちゃんを抱きしめたまま
崩れ落ちるようにその場にしゃがみ込んだ。
｢Aちゃん！！｣
｢Aちゃん！大丈夫！？｣
その瞬間、共演者の方々やスタッフさんが駆け寄ってくる。
｢⋯⋯は、い⋯⋯リコちゃんは大丈夫？｣
｢う、うん。でも、Aお姉ちゃんは⋯⋯｣
｢私は大丈夫だから、泣かないで｣
私の腕の中で今にも泣きそうなリコちゃんに笑顔を向ける。
よかった、この子が無事で⋯⋯。
｢とにかく早く病院に行こう。すぐに車出すから｣
｢はい｣
その後、私はマネージャーさんと一緒に近くの病院に向かった。
CT検査などの結果、幸いどこにも異常はなく
ただ、2.3日は安静するように言われた。
｢じゃあ私、スタッフさんたちに電話で状況伝えてくるから
ここで少し待っててね｣
｢⋯⋯うん、ありがとう｣
病院での待合室に一人ポツンと座り込む。
今は痛みもマシになった、けど⋯⋯
肩に貼られた湿布や、頬に貼られた絆創膏。
まさかこんなことになるなんて、と
小さなため息を吐いた時だった⋯⋯。
｢Aっ！！｣
｢え、ともく⋯⋯｣
私の名前を呼ぶ大好きな人の声。
驚く間もなく、気づけば私はともくんの腕の中にいた。
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なっちゃん(プロフ) - 美紀さん» 美紀さん返事が遅くなってしまい申し訳ございません。温かいコメントありがとうございます。美紀さんもお気をつけて (3月7日 11時) (
レス) id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナとか温度差で体調に気をつけましょう💙 (2月19日 22時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2024年2月19日 22時
