1-2.告白 ページ3
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｢公史郎とあゆみ、うまくいったかな？｣
｢うん⋯！絶対大丈夫だよ！だって、ずっと両思いだったもん。
あゆちゃんとしろちゃん｣
夕日が射す土手沿いを、俊くんと手を繋ぎながら歩く。
頭の中に思い浮かぶのは、私の大切な幼馴染───
あゆちゃんとしろちゃんの笑顔。
小学生時代からの幼馴染で家もご近所同士の二人とは
高校生になった今も仲が良く、中学一年生のときに関西から
この赤月町に引っ越してきた俊くんを含めた四人で
一緒に過ごす時間が自然と多くなっていった。
⋯⋯あゆちゃん、今頃どんな気持ちなのかな。
大好きな人から“好き”って言われたら、すごく⋯⋯幸せだよね。
夕日に照らされた俊くんの横顔を見て
私はふと、一年前のあの日の出来事を思い出した。
あれは、高校一年生の体育祭でのこと。
足が速い俊くんは、借り物競争の競技に出ることになって
私はテントの中からあゆちゃんと一緒に俊くんのことを
応援していたのだけれど⋯⋯
断トツの速さでお題が置かれたところに向かった俊くんは
開けた紙を見て一瞬、驚いた表情を浮かべたあと
すぐに私たちがいるテントの方向に向かって真っ直ぐ走ってきた。
｢ねぇ、火賀くんこっちに来てるよね｣
｢うん⋯⋯｣
あゆちゃんの言葉に頷きながらも
私は、真剣な表情をした彼から目が離せなかった。
｢A｣
｢え⋯⋯｣
目の前で立ち止まった俊くんが、私の名前を呼ぶ。
｢一緒に来て｣
｢⋯⋯っ、うん⋯！｣
私は頷くと、差し出された俊くんの手を握る。
すると、そのまま力強く手を引かれてゴールに向かって走った。
そして見事、一着でゴールした。
｢はぁ、はぁ⋯⋯、ごめんな、急に走らせて⋯⋯｣
｢う、ううん⋯⋯。それで、お題はなんだったの？｣
少し息を切らしながら、気になっていたことを聞くと
俊くんは恥ずかしそうに私から視線を外した。
｢俊くん？｣
｢それは、やな⋯⋯｣
俊くんが口を開いたその時⋯⋯
【一位は1年2組の火賀俊平くん！お題は“好きな人”です！】
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なっちゃん(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐさんいつもほんとうにありがとうございます！コメント頂けてとても嬉しいです！作者もドラマを見る度に火賀くんのことが更に好きになっていきます！ (10月16日 13時) (
レス) id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - mさん» mさんありがとうございます！火賀くん素敵ですよね、出来るだけ早く更新できるように頑張っていきます！ (10月16日 13時) (レス) @page4 id: f425ed1b5c (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 火賀くん大好きなので嬉しいです♡続きも楽しみにしてます😊 (10月16日 9時) (レス) @page3 id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 火賀くん嬉しいです♡更新楽しみにしています！♡ (10月16日 7時) (レス) @page3 id: 3b0709c75c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2023年10月15日 22時
