【名探偵コナン】傍若無人で協調性のない松田陣平が恋人にベタ惚れだった話。

❀『幸せな日常』 ページ9

.





その後、別の店で気に入ったラグを見つけた俺たちは
無事購入。

そして、Aが前々から気になると言っていた
期間限定スイーツを食べにカフェにやって来た。







｢ん、美味しい！｣




一口頬張れば、キラキラと瞳を輝かせ
そして、うっとりと目を細めたA。


やっぱ見てて飽きねーな、こいつ。

幸せいっぱいにスイーツを食べるその姿は
可愛くて、愛おしくて、ああ好きだってしみじみ思う。







｢よかったな。それ、ずっと食べたかったんだろ？｣


｢うん！⋯⋯⋯けど、並ばせちゃってごめんね。
あんなに行列が出来てるなんて思わなくて⋯⋯｣




さっきまで幸せそうに笑っていたのに
今度はシュン⋯⋯と落ち込みモードのA。


ははっ、まるで飼い主に怒られて落ち込んでいる子犬だな。

Aの場合、犬種はチワワかポメラニアンだな。真っ白の。




｢いいんだよ。
Aが一緒なら全然苦じゃねーし、楽しかったからよ｣


気づいたら手が伸びていて、Aの頭ポンッと撫でた。




まあ、一つ不満があるとすれば順番が近づいてくる度に
嬉しそうにソワソワしているAが可愛すぎて
キスしたくなったけど、人がいる手前出来なかったことだな。



まあそれは家に帰ってから、たんまりすればいいか。


そんなことを考えながら俺はグラスに残っていた
アイスコーヒーを飲みきった。






.




もう少しでネタが切れそうなので
リクエストしてくださると助かります！



.

✿『噂の恋人』→←❀『幸せな日常』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す