□世界で一番 said神山 ページ44
.
｢あのね⋯⋯本当に大好きなんだ｣
⋯⋯え？
夜の9時過ぎ。
お風呂から上がり、リビングのドアを開けようとした時
中から聞こえてきたAの声に、思わず手を止めた。
｢好きで好きで⋯⋯仕方ないの。⋯⋯うん⋯⋯そう｣
誰かと電話してんのかな？
そういえば明日の休み、幼なじみの女の子と
出かける言うてたからその打ち合わせ⋯？
｢この前もね、一緒に見てた雑誌に
可愛いネックレスが載ってて
“欲しい”って口には出さなかったのに
次の日にサプライズでプレゼントしてくれたの。
私、すごく嬉しくて⋯⋯｣
⋯⋯“ネックレス” “サプライズ”
その言葉に、つい一週間前の
Aのキラキラとした笑顔を思い出す。
｢優しくて、かっこよくて、頼りになって、
いつも私のことを大切に思ってくれて⋯⋯
本当に大好きなの、ともくんのこと。
大好き過ぎちゃって、困っちゃうくらいに｣
⋯⋯⋯っ
｢あ、ごめん。話しすぎちゃった⋯⋯。
うん、じゃあまた明日ね。楽しみにしてる｣
声が聞こえなくなったところで、俺はリビングのドアを開けると
目の前には片手にスマホを持ったAの姿。
｢あ、ともく⋯⋯｣
｢なぁ、そういうことは俺に直接言ってや｣
｢へ？｣
｢俺のこと、好きで好きで仕方ないんやんな？｣
そう言って小さく微笑むと、Aは意味が分かったんか
大きな目を見開いた。めっちゃ動揺してる。
｢き、聞いてたの⋯⋯！？｣
｢うん。たまたまな｣
｢⋯⋯⋯⋯っ、恥ずかしい⋯⋯｣
手で顔を覆い、恥ずかしがるA。
ふふっ、ほんま可愛い。
顔は隠せても、真っ赤な耳は隠せてへんよ？
俺はソファに座ると、Aの華奢な手を引いて
自分の膝の上に座らせ後ろから優しく抱きしめた。
｢なぁ、俺には言ってくれへんの？｣
｢⋯⋯⋯⋯っ｣
後ろからAの顔を覗き込めば
頬を赤く染めたAがこっちを見た。
｢あの⋯⋯その⋯⋯｣
｢ん？｣
｢大好きだよ、⋯⋯世界で一番ともくんのこと好き｣
⋯⋯っ、ああ！まじでヤバい⋯⋯。
可愛い。可愛すぎる。完全に心臓撃ち抜かれました。
我慢出来んくなって、そのままAの唇にキスすれば
さらに真っ赤になったAの顔。ふふっ、可愛い。
｢俺もAのこと世界で一番、好きやで｣
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神ちゃんGirl(プロフ) - ラキセ罰ゲームがみたいです (2022年8月1日 22時) (
レス) id: 0ab10327bf (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - ドームツアーのお話が読みたいです。 (2022年8月1日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃんGirl(プロフ) - なにわチャンネルに癒し系カップルを出してください (2022年7月11日 18時) (レス) @page41 id: 0ab10327bf (このIDを非表示/違反報告)
いち - 初リクエスト失礼します。WESTとのマリオカートのお話が読みたいです！ (2022年7月11日 0時) (レス) id: 715b9b383e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 初リクエスト失礼します🙇♀️Snow Manとかいけますかね？できそうでしたらお願いします。ちなみに推しは💜さんなんですけど…WESTは💚さんなんでできれば絡められたりしてくださったら嬉しいです。お願いします！ (2022年7月7日 0時) (レス) @page31 id: 23779c598a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スズラン
| 作成日時：2022年3月6日 22時
