ごくせん

side小田切 ページ15

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日向 ｢隼人が救急車で運ばれた！？｣



小田切 ｢ああ。今、手術が終わったところらしい。
とにかく俺たちも行くぞ｣







隼人とあのカフェで別れたあとしばらくして
おじさんから電話がかかってきて
隼人が車に轢かれて救急車で運ばれてと聞き
俺たち4人は走って病院へと向かった。





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土屋 ｢おい、あれ……｣



小田切 ｢山口……｣




そして病院のロビーにつくと、そこには山口の姿があって






武田 ｢おい、ヤンクミ｣


山口 ｢お前ら。お前らも矢吹の……｣


小田切 ｢ああ。隼人のお父さんから電話が来てさ｣


山口 ｢そうか。
今、病室の番号を聞いたからお前らも行くぞ｣



小田切 ｢ああ｣






それから山口と一緒に隼人がいる病室に向かう。




すると、その途中で隼人のお父さんに会った。






山口 ｢矢吹さん……｣



｢あ、山口先生。来てくださったんですね｣



山口 ｢あの、矢吹は……｣




｢手術は無事に終わりました。
あと少しでも麻酔から目が覚めるみたいで
あとはAちゃんに任せて私は水などを買いに……｣




山口 ｢そうでしたか。でも、どうして矢吹は……｣




｢……実はですね｣




ここで俺は隼人のお父さんに全ての話を聞いた。







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山口 ｢……そうですか。そんなことが……｣



｢はい｣



山口 ｢でもどうしてAちゃんと
ここの医院長の息子さんが？｣



小田切 ｢見合い相手だからだよ、Aちゃんの｣



山口 ｢見合い？｣



武田 ｢Aちゃん、大学を卒業したら
ここの医院長の息子と結婚させられるんだってさ。
隼人と付き合ってることも認めてくれなくて
別れろって言われてるらしい｣




山口 ｢……そうか｣




小田切 ｢………………。｣







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