▽38 ページ38
.
永瀬 ｢Aっ｣
｢廉くん……｣
永瀬 ｢ごめん遅なって｣
未だに震えている私の身体を
力強く抱きしめてくれた廉くん。
永瀬 ｢ほんまはもっと早く来たかったんやけど
課長に捕まってしまって……ほんまにごめん｣
｢謝らないで。来てくれただけで嬉しかったから｣
もし、廉くんが来てくれなかったら
今頃、どうなっていたか分からない。
私がピンチのとき、必ず助けに来てくれる廉くんは
私のヒーローだ。
永瀬 ｢どこも怪我してない？痛いところとか……｣
｢……ふふっ。うん、大丈夫だよ｣
廉くんがあまりにも必死だったから
思わず笑ってしまった。
永瀬 ｢もー、何笑ってんのー？｣
｢ごめんなさい。
こんなに慌ててる廉くん、あまり見たことないから｣
永瀬 ｢そりゃそうやろ。大切な彼女やねんから｣
｢………………っ、｣
永瀬 ｢あ、今度は照れた。ふふっ、可愛いなー｣
……なんか、やっと廉くんの
心からの笑顔を見れた気がする。
｢ねえ、廉くん｣
永瀬 ｢ん？｣
｢大好き｣
少しだけ背伸びをして
私は彼の頬にキスを落とした。
永瀬 ｢……え？｣
｢ふふっ｣
永瀬 ｢もー。いきなりは反則やで？
てか、いいの？他の人に見られてたりしたら……｣
｢いいよ｣
永瀬 ｢え？｣
｢だって、もし何かあっても
廉くんが守ってくれるんでしょ？｣
廉くんが隣にいてくれるなら
私、もう何も怖くないよ。
永瀬 ｢うん。Aのことは俺が守る｣
照れた顔から一変、真剣な顔をした彼は
私の肩に手を添えると
そう言って私の唇にキスを落とした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1616人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
aimi(プロフ) - 初めまして❗️廉くんカッコ良かったです‼️最後も雑なんて思いませんでした‼️むしろ私は最後がお気に入りです❗️これからも応援してます❗️頑張ってください！ (2021年11月6日 20時) (
レス) @page40 id: 7523aceb2d (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - あやにゃんさん» あやにちゃんさんありがとうございます^_^そう言って頂けてとても嬉しいです！続編の方は今週中に公開する予定ですのでもう少し待っていてください (2021年2月26日 23時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - 完結おめでとうございます！今回も最初から凄く楽しませていただきました！是非続編も見たいです(^^)楽しみにしています！ (2021年2月26日 8時) (レス) id: 2e374f3a15 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - mさん» 嬉しいです！ありがとうございます！是非今後の参考にさせていただきます^ - ^ (2021年2月25日 21時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 完結おめでとうございます！当初から大好きだった作品ですので、最後まで見れて嬉しかったです！！廉くんが嫉妬しちゃう話見たいです(〃ω〃)もしお時間ありましたら、アフターストーリーお願い致します！ (2021年2月25日 21時) (レス) id: 70216a9011 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なっちゃん
| 作成日時：2020年9月4日 17時
