君がそばにいてくれた〈2〉

▼傷害事件 ページ4

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ｰAsideｰ




｢じゃあA、また明日ね｣


『うん。ばいばい』





学校帰り、駅の前で友達と別れ、一人家路につく。




隼人くんは今、熊井さんのお店を手伝っていて
私もたまにお店に手伝いに行っているんんだけど
今日は補習もあって遅くなっちゃったから
そのまま帰ることに。





明日は補習も休みだし、お手伝いに行こう。



そんなことを思いながら歩いている時だった。






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｢あんたが矢吹隼人の彼女か｣






路地裏から複数人の男の人たちが現れたのは。







｢てか工藤さん
この子、桃女のAAじゃないですか｣




……工藤？





工藤 ｢お前知ってんの？｣



｢はい。桃女の中でも断トツに可愛いって有名なんですよ｣




工藤 ｢へー、そうなんだ。
でもまさか、あの矢吹の彼女が桃女のお嬢様だったとはね｣






……なんなの、この人。


ジッと見てきて……怖い。







工藤 ｢俺さー、アイツらに恨みあんだよね。
矢吹たちと、あとあの担任の先公のおかげで
エラいところにぶち込まれちゃったからさ｣




『……………………。』




工藤 ｢またアイツらのところ行って
先公に会ったら大変だからさ、代わりに君に会いに来たってわけ。


矢吹の奴、大切な彼女が自分のせいで傷ついたって
分かったらどう思うかなー｣






『………………っ、』




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