溺愛注意報《4》 (ページ9)

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お風呂から出て、廉くんの部屋に行く。

ノックをしてから扉を開けると

椅子に座りながら勉強中の廉くんの姿。

｢どうしたの？廉くん｣

｢んー、ちょっとそこ座って｣

廉くんはベッドを指差してそう言って

私は言われるがままに座った。

｢あのさ…｣

真剣な瞳。

何だろう…暗い話？

も、もしかして、別れ話っ…！？

｢父さんたちのことなんやけど｣

どうやら別れ話ではなかったようでホッとする。

｢俺たちのこと、ちゃんと言おうと思うんだ｣

けれど廉くんの次の言葉に私は目を見開いた。

｢えっ…？私たちのこと？｣

｢うん。付き合ってるって｣

え、えぇ…！？

そ、それは…

｢まだ早いんじゃないかな！

付き合い始めてから、数日しか経ってないし…｣

｢俺、隠し事とか嫌やし

何よりこういうのはちゃんと言わなきゃいけないと

思うんよ｣

確かに、それは、そうだけど…。

廉くんの気持ちは分かるし

私も、いつかは言わなきゃいけないと思ってる…。

思っけるけど…

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