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休日の午前9:00。
そろそろ廉くんを起こしにいこうかなぁ…。
今日は日曜日なので、いつもより遅い朝。
廉くんは起こす人がいないと
いつまでも眠れてしまうみたいなので
休日は9時に起こすことになっている。
部屋の扉を3回ノックして中に入る。
｢廉くーん…おはよう…｣
少し小さめな声で言ったけれど
夢の世界にいる廉くんには届かなかった様子。
私は廉くんが眠るベッドの隣に座って
気持ちよさそうに眠る寝顔を見つめた。
ほんと…見れば見るほど綺麗な顔してるなぁ…
羨ましい。
肌も全然荒れてなくて、綺麗で
ニキビひとつない。
ふふっ、起こすの可哀想になってきた…。
あまりにも気持ちよさそうに眠っているので
頬をツンツンとつついた。
｢廉くーん、起きてー｣
｢…………｣
｢起きないといたずらしちゃうよー｣
ふふっ、全然起きない…。
スヤスヤと眠るその頬に、ちゅっと口付けた。
い、いたずら、しちゃったっ…。
自分の行動に恥ずかしくなって顔が熱くなる。
すると、突然腕を掴まれた。
｢………っ！｣
｢いたずらするなら口にしてほしいんやけど？｣
｢れ、廉くん…起きて…！？｣
｢起きてるよ。ほら、おはようのキスは？｣
いたずらっ子のように微笑んで
私にキスをさいそくするように目を瞑った廉くん。
え、わ、私から…？
恥ずかしくてどうしていいか分からず
あたふたしていると、後頭部を掴まれる。
そのまま強引に顔を引き寄せられ
唇が重なった。
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2020年8月1日 13時
