溺愛注意報《2》 (ページ2)

今日:12 hit、昨日:12 hit、合計:800,722 hit

＊*51 ページ2

.

言い放った私にお母さんと誠さんは

不思議なものを見るような目で私と廉くんを見た。

｢えっと···それならいいんだけれど···｣

｢随分仲良くなったのね···？｣

｢うん！廉くんすっごく優しいのっ···！｣

笑顔で頷く。

｢あはは、そうか。

2人が仲良くなってくれて嬉しいよ！｣

｢ほんとね～！お母さん安心したわ！｣

2人とも安心してくれたようで

私まで嬉しくなった。

そっかぁ

一週間、廉くんと2人···。

うん。大丈夫だよね···！

廉くんがいてくれたら安心だもん···。

.

この時の私は特に何も気にしてなかった為

気づかなかった。

｢2人は···やばいって···｣

この空間でたった1人。

廉くんだけが2人きりの一週間のスタートに

戸惑っていたことを────。

.