溺愛注意報

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ふと時計を見ると秒針が6:45を指していた。




｢誠さんは朝いつもこの位に起きるんですか···？｣



｢んー、大体このくらいだね。

廉は朝弱くて自分じゃ起きられないから

7時くらいに私が起こしてるよ｣



｢ふふっ、私と一緒です。

お母さんも朝弱くて

そのくらいの時間に私が起こしてます｣





他愛もない話をしながらお弁当を詰めていく。



朝に人と話すって変な感じだなぁ···。


でも楽しい。




お弁当が完成し

再び時計に目をやるとぴったり7時だった。




｢それじゃあ、私お母さん起こしてしますね！｣



｢いや、荷物を取りに行くついでに私が行くよ。

早織さんと廉を起こしてくるね｣




それじゃあ···私は料理を並べておこう。



4人囲いのテーブルに料理を並べる。





｢んー····A、おはよう···｣



｢お母さん、おはよう！｣



パジャマのまま眠たそうに目を擦り

リビングにやってきたお母さん。



ふわぁ···と大きな欠伸をして

料理の並んだテーブルのイスに座った。









｢Aちゃん、2人とも起こしてきたよ｣



ちょうど料理を並べ終わった時

誠さんがリビングに戻ってくる。



後ろから眠たそうな廉くんがついてきて

眠たそうに欠伸をした。





｢···飯···？｣



｢Aちゃんが作ってくれたんだよ！

ほら、冷めないうちに早く食べよう！｣



テーブルに並んだ料理を見て

廉くんがポカンと口を開け固まる。




え、えっと···苦手なものでもあったかな···？





｢ほら廉、早く座りなさい｣



｢あ、うん｣




私、その隣にお母さん

お母さんの前に誠さん誠さんの隣に廉くんという

並びでテーブルを囲うように座る。








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