*後悔。 ページ3
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その途端、ニヤリとした笑みを浮かべて近づいてきた男の人。
「‥‥っ」
とにかく目を合わせないでおこうと、膝の上に乗っている手をギュッと握りしめて私は俯いた。
大丈夫、大丈夫。
私に近づいてこようとしているとは限らない。
もしかしたら、私の後ろの人に声をかけようとしたのかもしれない。
私じゃない。絶対大丈夫。
「ねぇ、君」
‥‥っ
でも、そんな思いは呆気なく散ってしまった。
「今ヒマ?よかったら俺と出かけない?」
そう言うと男の人は馴れ馴れしく肩を組んできた。
どうしよう‥‥。
怖い‥‥っ。
「ご、ごめんなさい。‥‥このあと予定があるので‥‥」
本当は予定なんてないけど、こうでも言わないと諦めてくれなさそうだし‥‥。
「予定って何?俺、車で送っていこうか?」
「‥‥い、いえ。大丈夫です」
この人しつこいよ‥‥。
とにかく早くお店を出よう。
軽く頭を下げて、出口に向かって足を進めた。
だけど‥‥
「待ってよ」
「‥‥っ」
腕を掴まれて、距離が一気に近くなる。
嫌だ‥‥っ。怖いよ‥‥。
「せめて連絡先でも教えてよ」
何でこうなっちゃったんだろう‥‥。
こんなことになるなら一人でゆっくりしてないで、早くお店を出れば良かった。
今になって後悔が押し寄せる。
どうすればいいの‥‥?
強く掴まれた腕が痛い。
「‥‥っ」
視界が自分の涙でボヤける。
もう、嫌だ‥‥っ。
お父さんの言う通りだ。
都会の男の人は怖い。
こんな風になるんだったら、東京なんて来なければ良かった‥‥。
涙が溢れて零れそうになった、そんな時だった。
「何してるん?」
男の人にしては少し高めの綺麗な声がカフェテリアに響いた。
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なっちゃん(プロフ) - TKさん» TKさんありがとうございます(^ ^)頑張ります (2020年6月26日 21時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
TK - お母様のことも気にかけながら頑張って下さい。 (2020年6月25日 18時) (レス) id: 7d8539b274 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - まるみかんさん» まるみかんさんありがとうございます(^ ^)そう言っていただけて凄く有り難いです (2019年9月3日 10時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
まるみかん(プロフ) - お母様が無事でなによりです!無理をなさらないでくださいね (2019年9月3日 1時) (レス) id: dddf8fee01 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - ななみさん» ななみさん嬉しいお言葉ありがとうございます(^^)ゆっくり休みたいと思います。 (2019年9月2日 23時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっちゃん | 作成日時:2019年7月15日 0時