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クレープ ページ10

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その後も、洋服を見たりゲームセンターに行ったりしてAちゃんとの時間を楽しんだ。

でも楽しい時間はあっという間で時間は17時を回ろうとしていた。


もう、帰らなあかんよな。

暗くなってきたし‥‥。



「じゃあ、クレープ屋に寄って帰ろか」

「‥‥うん」


歩いて5分くらい経つと、見えてきたピンクのワゴン。

「あー、結構並んどるな」


クレープ屋は学校終わりの学生でいっぱいで、少なくとも10分は並ばなあかんやろな‥‥。

「じゃあ、俺クレープ買ってくるからAちゃんはあのベンチで休んどいて」

そう言って、クレープ屋のワゴンの近くにあるベンチを指さした。

「え、でも‥‥」

「ええから。今日はたくさん歩いたし疲れたやろ?クレープ、何味がいい?」

「‥‥イチゴチョコ」

選ぶ食べ物まで可愛いなと思ってしまう俺は相当Aちゃんにハマっとるみたいやわ。

「了解。じゃあ待っててな」

Aちゃんをベンチに座らせて俺は列へと並んだ。


この選択が間違ってるとも気づかずに‥‥。



「お待たせしました、イチゴチョコクレープとウーロン茶です」

「ありがとうございます」

店員さんからクレープと自分用のお茶を受け取って、Aちゃんのいるベンチへ戻る。

やけど

「ねぇー、いいじゃん。俺とカラオケ行こうぜー」

Aちゃんの肩を掴んでいるチャラチャラとした格好をした同い年くらいの男。

Aちゃんは怖くて涙目になっている。

___プチッ

そして俺の中で何かが切れた。

「おい、何してんねん」

テーブルにクレープとお茶を置いて、俺は男の肩を掴んだ。

「はあ?誰だよお前」

そう言って俺を睨んでくる男。

俺はAちゃんを手を掴み、自分の後ろへと隠した。

「嫌がっとるのが分からんの?これ以上何かしたら許さんからな」

「‥‥チッ」

俺が睨みつけると近くにあったイスを蹴って去って行った男。

「Aちゃん、大丈夫やった?」

後ろを向いてAちゃんの顔を覗き込む。

怖かったやろな‥‥。

「‥‥永瀬‥くん」

「‥‥っ、Aちゃ」

俺の胸に顔を埋めて震えているAちゃん。

俺がAちゃんを一人で待たせたから‥‥。

大切な子を傷つけてしまった‥‥。

「‥‥ふぅ‥‥ううっ‥‥」

「ごめん、一人にさせて‥‥。怖かったよな」

Aちゃんを抱きしめて優しく頭を撫でた。

その後は落ち着いた彼女を家まで送り、俺も家に帰った。



そして週明けの月曜日は

バレンタインデー

バレンタインデー→←バレッタ



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みーちゃん(プロフ) - summer1374さん» ありがとうございます! (2019年4月21日 18時) (レス) id: cacb1ef84c (このIDを非表示/違反報告)
summer1374(プロフ) - みーちゃんさん» リクエストありがとうございます!早速書いていきますので少々お待ちください (2019年4月21日 17時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - 休み時間に二人がイチャイチャしてるところがみたいです。更新頑張って下さい! (2019年4月21日 16時) (レス) id: cacb1ef84c (このIDを非表示/違反報告)
summer1374(プロフ) - まっちょさん» そう言っていただけるなんてすごく嬉しいです(〃ω〃)ありがとうございます! (2019年4月21日 11時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
まっちょ(プロフ) - summer1374さん» 続きが凄く気になります(*^^*)両思いになるまでの試練にハラハラです!いつも素敵な小説をありがとうございます(*^^*) (2019年4月21日 11時) (レス) id: 45baffa703 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なっちゃん | 作成日時:2019年4月12日 20時

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