バレッタ ページ9
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お店に入って少し歩くと見えてきたのは可愛い雰囲気の雑貨や。
Aちゃんも気になったみたいで、俺の隣を歩く足が自然と止まっていた。
｢‥‥ここ入る？｣
｢え、いいの？｣
｢うん、気になるんやろ？｣
俺がそう言っても遠慮してるのか中々お店に入らないAちゃん。
やからAちゃんの腕を掴んで、俺はお店に入った。
こういう所初めて来たけど、やっぱり男がいると目立つみたいで周りからの視線が少し気になってしまう。
｢ねぇ、あの人めっちゃイケメンじゃん｣
｢ほんとだ。でも彼女と来てるんでしょ？ほら隣にいるじゃん｣
｢あー、そっか｣
��彼女��か‥‥。
ほんまにそうやったらええのにな‥‥。
隣でアクセサリーを見ているAちゃんを見てそんな事を思う。
確かに周りの人からしたら俺達は恋人同士に見えるからもしれんけどほんとは��ただのクラスメイト��やもんな‥‥。
｢‥‥可愛い｣
横から聞こえてきた彼女の小さな呟き。
見るとAちゃんの手にはピンク色の花のバレッタ。
確かに可愛い。
華やかだけど繊細な感じはAちゃんを表しているみたい。
Aちゃんがつけたら絶対に似合うやろな。
｢‥‥ぁ｣
でも値段が書かれたタグを見た瞬間、ガッカリとした彼女。
あー、結構いい値段するな。
＿＿＿２８００円か。
よし。
｢貸して｣
｢‥‥え？｣
俺はAちゃんからバレッタを奪い、レジへと向かった。
高いからAちゃんはきっと買うの諦めたんやろう。
やったら俺が買ってあげたい。
絶対に似合うもん。
｢はい｣
花柄の紙袋に入ったバレッタをAちゃんに渡す。
｢‥‥え、これ‥‥｣
袋からバレッタを取り出して、案の定驚いとるAちゃん。
｢俺からのプレゼント｣
｢え！そんな悪いよ‥‥｣
謙虚なのもAちゃんのええところやけど、これは俺が勝手にした事やもん。
｢やって欲しかったんやろ？‥‥それにAちゃんになら絶対に似合うと思って俺が勝手に買っただけやから。やから気にせんといて｣
｢‥‥うん。ありがとう永瀬くん｣
そう。
俺はAちゃんが喜んでくれただけで満足やから。
バレッタを見て嬉しそうに微笑んだAちゃんを見て改めてそう思った。
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みーちゃん(プロフ) - summer1374さん» ありがとうございます！ (2019年4月21日 18時) (
レス) id: cacb1ef84c (このIDを非表示/違反報告)
summer1374(プロフ) - みーちゃんさん» リクエストありがとうございます！早速書いていきますので少々お待ちください (2019年4月21日 17時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - 休み時間に二人がイチャイチャしてるところがみたいです。更新頑張って下さい！ (2019年4月21日 16時) (レス) id: cacb1ef84c (このIDを非表示/違反報告)
summer1374(プロフ) - まっちょさん» そう言っていただけるなんてすごく嬉しいです(〃ω〃)ありがとうございます！ (2019年4月21日 11時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
まっちょ(プロフ) - summer1374さん» 続きが凄く気になります(*^^*)両思いになるまでの試練にハラハラです！いつも素敵な小説をありがとうございます(*^^*) (2019年4月21日 11時) (レス) id: 45baffa703 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2019年4月12日 20時
