日直 ページ6
.
｢そういえば優太って一緒じゃないん？｣
｢うん。寝坊したってLINEきたから置いてきた｣
勝利と優太は小学校からの幼馴染で、朝はいつも一緒に来ている。
俺は二人と家は反対方向やからいつも一人やけどな。
｢アイツまたかよ｣
まあ、優太が寝坊して勝利に置いてかれるってよくある事やしな。
ーーガラッ
｢おーい、今日の日直って誰だー？｣
そんな話をしていると前の方のドアが開いて、担任の鈴木先生が顔を出した。
今日の日直って‥‥。
｢‥‥俺やん｣
はぁー、最悪。
うちの担任、雑用とか日直に押し付けてくるし‥‥。
まあ、一人じゃないからええけどさ。
｢そんなにショック受けなくてもいいんじゃない？てかむしろラッキーかも｣
｢‥‥え？｣
どういう事やと勝利を見ると、何やら黒板を指さしていて俺は視線を黒板に向けた。
‥‥マジか。
黒板の日直の字の下にある文字。
��永瀬�� ��A��
｢じゃあ永瀬とAは職員室まで来てくれ｣
まあ、少し面倒やけどAちゃんと一緒ならええか。
俺とAちゃんは先生の後ろに付いて職員室へと向かった。
｢じゃあ、このノートとプリント教室まで運んでおいてくれ｣
｢はい｣
俺と違って嫌がる素振りを見せず、ノートを抱えようとするAちゃん。
やけど思ったよりも思いみたいで少しふらついてしまった。
まあノート60冊はキツイよな‥‥。
｢貸して｣
女の子に、ましてやAちゃんに重い物を持たすわけにはいかない。
｢‥‥え、でも‥‥｣
｢俺は男やからええの。Aちゃんはプリント持って｣
戸惑っとるAちゃんから少し強引になってしまったけどノートを奪い、プリントを渡した。
｢おー、さすがモテ男｣
なんて先生にからかわれる。
��それはAちゃんやから��という言葉を飲み込んで俺は愛想笑いを浮かべた。
｢行こ｣
｢‥‥うん｣
そして職員室を出た。
｢‥‥あの、永瀬くん｣
｢ん？｣
歩いていると、隣にいるAちゃんに呼ばれて俺は立ち止まった。
｢ありがとう｣
＿＿＿ドキッ
｢‥‥あー、うん｣
ヤバい。
めっちゃ可愛い。
Aちゃんの笑顔が綺麗すぎてつい態度が素っ気なくなってしまった。
｢‥‥Aちゃんやから｣
そしてつい本音を言ってしまった。
｢‥‥え？｣
｢あ、ううん。何でもないで｣
誤魔化すように俺はまた歩き出した。
＿＿＿Aちゃん、俺の言葉に頬を赤く染めたのは期待してもいいってことですか？
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みーちゃん(プロフ) - summer1374さん» ありがとうございます！ (2019年4月21日 18時) (
レス) id: cacb1ef84c (このIDを非表示/違反報告)
summer1374(プロフ) - みーちゃんさん» リクエストありがとうございます！早速書いていきますので少々お待ちください (2019年4月21日 17時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - 休み時間に二人がイチャイチャしてるところがみたいです。更新頑張って下さい！ (2019年4月21日 16時) (レス) id: cacb1ef84c (このIDを非表示/違反報告)
summer1374(プロフ) - まっちょさん» そう言っていただけるなんてすごく嬉しいです(〃ω〃)ありがとうございます！ (2019年4月21日 11時) (レス) id: 41899e9978 (このIDを非表示/違反報告)
まっちょ(プロフ) - summer1374さん» 続きが凄く気になります(*^^*)両思いになるまでの試練にハラハラです！いつも素敵な小説をありがとうございます(*^^*) (2019年4月21日 11時) (レス) id: 45baffa703 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちゃん
| 作成日時：2019年4月12日 20時
