初恋は君でした。◎ S.D (ページ5)

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寮生活1日め、夜。

ご飯は階ごとに食べるから。神ちゃんと重岡くん、そして4人の先輩と。

でもサッカーのプレーについて話してるから下手に会話に混じれない。

「Aちゃんはサッカーやった事あるん？」

そう聞いてきてくれたのは重岡くん。

「あるよ、一応、ね？」

神ちゃん助けて、、、！

「俺よりは下手だけどありますよ笑」

う、痛いところ突かれた。私こう見えてあんまり運動得意じゃなくて、、笑

楽しく、明るく、学校も部活も寮生活も慣れていき、私たちが入部してから初めての大会。

もちろん1年が出れるわけないし応援しまくって、私は濵田先生と共に先輩たちのサポートも。

「あれ、重岡くん？」

「重いやろ、手伝うわ」

「ありがとう」

重岡くんが私のことがタイプ、なんていってたのはもう忘れていた。

でも、普段の部活で練習してる部員を眺めている時、私の目線が重岡くんに行くのは確かだった。

「どうした、行かんの？」

「あっ、ごめん」

「ちょっと抜けてるところもかわいいよな〜〜」

このやりとりを影から見てた神ちゃんはこの頃から気づいていたのかもしれない。