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伊野尾先生は俺をじっと見て、それから空を見上げて、ぱたんと傘を閉じた。
その瞬間、雨粒が伊野尾先生の顔に降る。

濡れてしまう。

俺が反射的に伊野尾先生の頭の上に手のひらを広げた。
伊野尾先生が空から俺に目線を移す。
そして、

「俺も考えたい事ができました。紅茶1杯分。」

にこっと微笑んで、くるっと体の向きを変えて、

「………中島先生の事を。」

店の扉に手をかけながらぼそっと言う。
心が切なさで痛い、とても。



伊野尾先生、好きです。

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作者名:すみれ | 作成日時:2023年6月29日 2時

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