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人ってこんなに成長するもんなんだろうか。
仕事を教えるために、在庫が置いてある部屋で雄也と2人きりになって、
「あの…………。」
俯いて口ごもってしまう。
だってあまりにも突然の再会すぎる。
えーと、俺が今21だから、確か16だよな。
16歳。
そんな風にはとても見えなかったけど。
チラッと雄也を見ると、さっき思った通りにすごくかっこよくて背も高い。
俺の胸の中で泣いてた時と全然違う。
……あ、でも小さくてもかっこいいのはかっこよかったよな、確か。
「大貴。」
ごちゃごちゃ考えていると名前を呼ばれてドキっとした。
「実は先月、引っ越してこの近所に戻ってきたんだ。それでたまたまバイトしてる大貴を見つけてすぐに応募したら受かって。….……さっきも言ったけど、ずっと大貴に会いたかった。」
なんてイケメンボイスで言われる。
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作者名：すみれ | 作成日時：2024年3月22日 2時
