今日:1 hit、昨日:50 hit、合計:4,695 hit
小|中|大
(17) ページ17
なんで?
急に俺の事、嫌いになったの?
動揺している俺を雄也が見ないまま、
「着替えてくる。先に帰ってて。」
更衣室に入って行く。
すぅっと胸が冷える。
嫌われたんだ、やっぱり。
力なく、とすっとパイプ椅子に座った。
悲しみが心臓から指の先まで広がって体中が痛い。
恋としてかどうかは分からないけど、俺、雄也を好きなんだよ?
なのにあんなに冷たくされて、まるでついていけない。
涙がじわっと目に浮かんできて、
「………恋に、していきたかったのに。」
ぽそっと呟いた。
その瞬間、
「ごめん。」
雄也の声が聞こえて、パッと顔を上げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
55人がお気に入り
55人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すみれ | 作成日時:2024年3月22日 2時