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「俺と付き合って欲しい。」
さらに告白すると、
「だから、だめだって。これ以上、喜ばせないで。これ以上、先生を好きにさせないで。」
俺の方を向いて涙声で有岡が言った。
好きだと言えば、好きで返ってくる。
なのに付き合えない。
「俺が教師だからだよな。……じゃあ有岡、今日、日が暮れてから校門で待ってる。告白の続きはそれからにしよう。」
俺は柔らかいって知ってる有岡の頬を、指でほんの少し触ってから離して、
「必ずおいで。たくさん告白してあげるから。」
微笑んで立ち上がって教室を出た。
絶対に離さない。
有岡を、絶対に。
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作者名:すみれ | 作成日時:2024年3月6日 2時