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「僕にぶつぶつ文句言う暇があるなら、本人と話し合った方がいいよ。」
大学で1番仲が良い知念が冷たく言ってきた。
大貴に離れようと言われた次の日、朝から講義が始まる前に愚痴ばっかりこぼしてる俺に。
「だってそんなのさ、あんまりだろ？」
肘をついた片腕に顔を乗せてぶすっとすると、
「別に友達やめようって言われたわけじゃないんでしょ？」
ほんの少しなだめるように言ってくるから、
「違う、知念。友達じゃない、親友だから。」
訂正する。
「あー、うざ！！大貴くんもこんな男と良く付き合ってるね。僕ならとっくに愛想つかしてる。」
シャーペンを左手の指でくるくる回して知念が呆れながら、
「そのすごい自信はどこからくるの？親友だって。……僕、時間の長さだけが親友の条件じゃないと思う。」
さらっと言った。
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作者名：すみれ | 作成日時：2024年2月17日 2時
