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「だめ………まだ兄ちゃんに認められてないし、それに………。」
どきどき、くらくらしていると、
「それに？何？」
今度は目の側にちゅってキスしてくる雄也に、
「んっ！だめ！これ以上キスされたらどきどきし過ぎて、心臓壊れちゃうよっ…。」
必死で言った。
雄也が目を少し大きく開いてから、
「それ、逆効果だから。」
低い声で言ってきて、ソファーの背もたれに体を押さえつけられる。
そして、
「唇以外ならいいだろ？……大貴に、いっぱいキスしたい。」
甘い言葉を囁かれてから、頬や瞼や耳の下や色んな所にキスをされて抵抗できない。
ていうか、むしろ体の奥が熱くなってむずむずして、もっとして欲しくて………。
「雄也くん、いらっしゃい！！外回りの関係で一旦帰って来たか…ら……。」
その時、突然ノックもなしに部屋の扉がバーン！と開いて兄ちゃんが入って来た。
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作者名：すみれ | 作成日時：2024年1月11日 1時
