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とっても、とっても大事な人。
俺を小さい頃から、亡くなった両親の代わりに育ててくれた人。
中島裕翔、俺の兄ちゃん。
だからもし恋人が出来たらその時は、兄ちゃんに紹介しようってずっと思ってた。
高校に入って好きな子が出来て、幸運な事にその子から夏休み目前に告白されて、恋人になれた。
嬉しくて、幸せで。
やっと兄ちゃんに紹介できると、夏休み初日に家に呼んで挨拶してもらった。
すると。
「お兄さん、僕と大貴くんが付き合うのを許して下さい。」
頭を下げる俺の恋人の雄也に、
「………だめだ、認めない！」
まさかの認めない宣言。
なんで？全然納得いかない。
いくら大好きな兄ちゃんでもこればっかりは譲れない。
何が何でも雄也とのお付き合いを認めてもらわなくちゃ！！
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作者名：すみれ | 作成日時：2024年1月11日 1時
