今日:4 hit、昨日:16 hit、合計:3,173 hit
小｜中｜大
(7) ページ7
「何とかなる？何が？」
分からなくて首をひねると、
「実は俺にも夢があってさ。…聞きたい？」
悪巧みしてるみたいなニヤッとした顔で伊野尾が言ってくる。
「聞きたい。」
素直に答えた。
すると伊野尾が、
「実は俺も世界で1番可愛くて、綺麗な子をお嫁さんにもらうのが夢だったんだ。………中島、俺のお嫁さんになる？」
それはそれは可愛らしく微笑んだ。
…ん？
俺が伊野尾のお嫁さん？
首をひねれるだけひねる俺に、
「ね、どう？ならない？」
って伊野尾がさらに言った。とても楽しそうに。
まさか好きになった子と夢がかぶるなんて。
だけど譲れない。
伊野尾をお嫁さんにする、これだけは譲れないんだ。
「ならない。俺が伊野尾をお嫁にもらうんだから！」
この日から伊野尾との戦いが始まった。
どっちをお嫁さんにするか、の。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すみれ | 作成日時：2024年1月6日 1時
