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好きな人の罪深い可愛い言葉と笑顔に心臓を撃ち抜かれていると、
「はい、遊びはここまで。勉強しよう。」
切り替える伊野尾。
ぼんやりしながらも、はい、と返事して問題集を開いた。
そして俺も切り替える。
……なんとしてでも、マンションは2LDKに住むっ！！
伊野尾との生活を思い浮かべて必死に勉強していると、
「中島は可愛いな。な、本当は女の子が好きなんだろ？なんで俺なの？」
聞いてくる伊野尾の質問に、
「そんな簡単な事、答えるまでもないけど。……よし、解けた！」
難しい数学の問題が解けて顔を上げて、
「女も男も関係ないよ。伊野尾を好きになった、それだけ。」
晴れ晴れした気持ちで答えると、
「簡単だな。うーん、じゃあ何とかなるかな？」
伊野尾が考え込む。
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作者名：すみれ | 作成日時：2024年1月6日 1時
