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冷たい伊野尾に俺がめげずに、
「いや、きっと住むよ。それでマンションなんだけど、2DKじゃ狭いかなぁ。でも家賃の事もあるし。」
一緒に住むマンションの間取りについて話しかけると、
「まだ言ってる……。でもそうだな、普通はそれで十分だろうけど、贅沢言えば2LDKなら言う事ないよな。」
急に伊野尾が話に乗ってきて、ルーズリーフにネットとかで良く見るマンションの間取りを簡単に描いてきて、
「こっちの部屋が中島で、こっちが俺で。それでリビングがあれば違う空間ができて気分転換になるし。……あれ？」
シャーペンでそこまで書いて説明してから俺の方を見て、
「俺、いつの間にか中島と住んじゃってた。」
きらきらの笑顔で笑った。
……これは可愛いを通り越して罪ですよ、伊野尾……っ！
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作者名：すみれ | 作成日時：2024年1月6日 1時
