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そんな伊野尾に指先を伸ばすと、すぐに差し出してくれるその白く綺麗な指をすくい上げる様に握る。
躊躇わずに。
途端に潤む伊野尾の瞳。
とても可愛くて。
「ゆっくりでいいかな？今失恋したばかりなんだ。だけど………。」
言い淀むと、
「うん。」
すぐに微笑んで答えてくれる。
だから俺も笑う。
なんだろうな、有岡にはそんな事なかったのに、伊野尾とだとやけに照れてしまうな。
誤魔化したくて少し教師の顔で、
「だけどまぁちょっと曲名は生意気は生意気かな。」
わざと顔をしかめると伊野尾が、
「……………俺も思ってる。だから言わないで。」
頬をピンクに染めた。
前よりもずっと鮮やかに。
恋になる、きっと。
だから伊野尾、もう少し待って。
そうしたら必ず言うよ。
あなたが欲しいって。
伊野尾が弾いてくれた曲名そのままの気持ちを、きっと。
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すみれ(プロフ) - zさん» ありがとうございます！自分なりに一生懸命描けたらと迷いながらも必死なので、zさんの私の描写力が好きだという優しいお言葉、本当に感謝です…。続きも精一杯描きますので読んで頂けたらとても嬉しいです。コメント本当にありがとうございました！ (12月14日 22時) (
レス) @page27 id: c9c573acb4 (このIDを非表示/違反報告)
z(プロフ) - いつも楽しく拝読してます。学生らしく気持ちが揺れてる皆が可愛いし、他作品での大人なTくんの描写が印象的で特に好きだったので、こんなにかわいい学生の表現もなされるんだなぁと思いました。すみれさんの描写力がとっても好きです。更新ゆっくりお待ちしてます！ (12月14日 1時) (レス) @page27 id: 9d63553ef9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみれ | 作成日時：2023年12月11日 1時
