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すぐ側で目が合う中島に、どうしようどうしようと、悩んでパニックになって怖くなって目をぎゅっと閉じた。
すると、
「………純情伊野尾。男を無意識で誘うなよ。」
ぺしっと額を手のひらで柔らかく叩かれる。
「誘ってなんかない!」
心外だと目を開けると、中島にぐっと腰を腕で引き寄せられて、
「俺は誘われた。」
ほっぺたにちゅっ…とキスをされた。
立っているのがやっとだった。
それも立てているのは中島の腕が支えてくれてるからで。
中島でドキドキして、中島に助けられてる。
なんだかもう全部が夢の中みたいで、
「……中島こそ俺を誘ってる。んっ……。」
中島の頬にキスをする。
唇を離すとまた中島と目が合って、そっと目を閉じる中島とほんの少し唇と唇を重ねた。
引き寄せられるみたいに。
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作者名:すみれ | 作成日時:2023年9月8日 1時