第9話 ページ9
俺は医務室にAを運び、医務室の外で硝子と傑に見たままの話をした。
「多分だけど、Aは二重人格だ。
本体であるAはほぼ呪力がないに等しく壊滅的に弱いが、別のAが半端ない呪力を持っている。
本体のAは、別のAがいると知らず、別のAも打ち明けるつもりは今は無さそう。
…そして何より、別のAは俺の術式をコピーできた。
こんなのを上が知ったら、間違いなくこいつは…｣
「まぁ、やられるだろうね」
2人はすぐに状況をのみこんだ。
「実はこっちでも色々調べたんだ。
家族構成は両親2人とA。
母はヒステリック持ち、父はよく遊び歩いていたそうだ。
それに加え友人もおらず、学校では孤立していたらしい。｣
「なんか、気の毒よね。こういう時って現実逃避とかで自分の気持ちを隠して隠して新たな人格ができるケースは症例としてある。恐らくそれだと私は思う。｣
なるほど…全て辻褄が合うってわけだ。
腐った呪術界だと思っていたが、夜蛾先生は理由があって推薦してたんだ。
「…俺さぁ、こいつにもう1人のAが居ること、なんか言っちゃまずい気がするんだよな｣
「？ どうしてだい？悟」
「なんか、バレたらまずい縛りがある気がする。
別のAはすごく強い。それなら本体を乗っ取るような事をしてもおかしくないのに、わざわざ本体のAの体を優先して気絶で済むような時間で人格を元に戻している。
…何かしらあるのは、確定なんじゃねーの？｣
2人は納得したような、していないような顔をした。
俺もわかってねーし、あくまで推測でしかないけど
少なくとも俺は、Aに興味を持っている。
「ま、とりあえず俺は本体のAを強くするためにこれから俺と1対1で訓練だな。」
「悟が…？なにか、心境の変化でもあったのかい？」
傑はすぐに気づく。察しが良すぎる。
「術式のコピーなんて出来たやつ今までいたことがねーよ。そりゃ、興味持つよ。」
医務室からAが起きたような音がしてみんなで様子を確認する。
『……もしかして、私また気絶しちゃってた、？』
「うん、その通り。具合は？」
『今日はいつもより少し体が重いというか、疲れてる感じするかな』
「うん、わかった。｣
俺ら男子は先に帰り、Aは硝子と部屋に戻った。
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今川焼 - とっても面白かったです！更新頑張ってください！！ (3月12日 20時) (
レス) id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - 無名さん» うおおおおおおおおおおおおおおおコメント気づかなくて返信遅くなりました😭😭😭私も書いててニヤニヤしてます笑 コメントありがとうございます！凄く嬉しいです☺️💕 (3月9日 1時) (レス) id: f61a96447d (このIDを非表示/違反報告)
無名 - うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、、、とうといぃ、、、(´；ω；`) (2月8日 20時) (レス) @page20 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - もっちもちもちさん» いえいえっ！！！🥰🥰 (10月12日 18時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - LuNaさん» うわあああ！！！めちゃくちゃ嬉しいです…😢💕コメント励みになります🥺ありがとうございます！！！ (10月12日 8時) (レス) id: 06c3ab9fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちもちもち | 作成日時：2023年10月5日 18時
