第8話 ページ8
投げやりなAの攻撃は呪霊にあたる訳もなく交わされ、また呪霊に顔面パンチを喰らいそうになる。
情報によると、Aはここでいつも気絶をするらしい。こんなことまで報告書に書かれてるなんて知ったら彼女は恥ずかしくて死んでしまうだろう。
いつでも助けられる距離に立った瞬間、呪霊は遠くに突き飛ばされた。
「っ…！なんだ…今の呪力…！」
俺でも一瞬見えなかった、唐突に現れた莫大な呪力。
それを捻出しているのは、間違いなく目の前にいるAだった。
『っはぁ〜〜、まじで窮屈〜！！！！！！
いつも抑えんの大変なんだよね〜。舐めてもらっちゃ困るよ〜２級呪霊さん♡』
俺の知っているAの姿ではあるが、中身がまるで別人のような口調、呪力、そして腹立つ煽り顔。
急に攻撃をくらった呪霊は何が何だか理解出来ていないようで、そんな呪霊にAは畳み掛けるように攻撃を繰り返す。
『あはっ！！！！余裕なさそうじゃ〜ん！さっきまでの威勢どうしちゃったの〜？？？？』
呪霊の顔を何度も何度も殴り、返り血を浴びながら愉しそうに笑う彼女の姿を見て俺は彼女にとても興味を持ってしまった。
「…すごく面白い子じゃん、A」
殴る手が止まることのないAに、呪霊が術式を使いAを吹っ飛ばした。
『あー…さすがに顔だけ殴っても死なない感じ？
結構たくましいんだね〜呪霊って』
一瞬余裕のない表情を見せたAは、本体のAの姿のようだった。
『ねえあんた五条くんって奴でしょ？すげーやな奴だよねあんた。
けど、今はちょっとその力貸してもらうよ』
そう言うとAは俺と手を繋ぎ、呪霊に向かって手を伸ばす。
『術式順転 蒼』
呪霊は瞬く間に祓われ、Aと繋がれていた手はほどかれてしまった。
『わりーね、あんたの術式貸してもらっちゃって！
多分聞きたいこと色々あるだろうけど、そろそろ元に戻らないとまずいからさ、Aのこと支えてね？』
恐らく別のAが消えた瞬間、Aから強く香っていた呪力の香りや男勝りのような顔つきが無くなり、今まで見ていたAが俺の元に倒れてきた。
「なるほど…こうやって毎回気絶して、呪霊倒してたってことね…」
Aを抱えて補助監督の待つ車に乗って高専に向かった。
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今川焼 - とっても面白かったです！更新頑張ってください！！ (3月12日 20時) (
レス) id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - 無名さん» うおおおおおおおおおおおおおおおコメント気づかなくて返信遅くなりました😭😭😭私も書いててニヤニヤしてます笑 コメントありがとうございます！凄く嬉しいです☺️💕 (3月9日 1時) (レス) id: f61a96447d (このIDを非表示/違反報告)
無名 - うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、、、とうといぃ、、、(´；ω；`) (2月8日 20時) (レス) @page20 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - もっちもちもちさん» いえいえっ！！！🥰🥰 (10月12日 18時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - LuNaさん» うわあああ！！！めちゃくちゃ嬉しいです…😢💕コメント励みになります🥺ありがとうございます！！！ (10月12日 8時) (レス) id: 06c3ab9fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちもちもち | 作成日時：2023年10月5日 18時
