私、術式使えないので高専やめます。【呪術廻戦】

第23話 ページ23

「…ねえ、悟」



「………………なんだよ｣



「悟は…Aちゃんと、遊園地に行く約束ちゃんと出来たんだよね？｣




「……………おう、予定も立てた、けど」




「じゃあなんでAちゃんが学校に来ていないんだい？｣




「………」




俺が聞きたいくらいだ。




Aは、遊園地の約束をした日から、学校に来ていない。




本当は俺と行きたくなかった？



にしては、あいつの表情…明るかったと思うんだけど…





「…俺、ちょっと部屋様子みてくるわ」




立ち上がってAの部屋に向かおうとする。




「私、Aの部屋行ってみたけど、返事すら無かったよ｣





「え…？硝子も？｣



「うん。なんていうか、そもそも部屋に居ない様な、静けさだった。」





「急に何が起きたんだよ…！」




「ちょ、、悟！！」






傑が俺を止めようとしたが、俺は居てもたってもいられなくて高専内を探す。








なんだかとんでもねぇ胸騒ぎがする…。











どこいっちまったんだよ、A。










＿＿＿＿＿＿＿










私は報告書を見た後、重い足取りで部屋に戻って…








その後、何したんだっけ？









なんで私は、こんな森の中にいるんだっけ？












《…………………A》












え…？どこかから、声が聞こえる…








《A！こっちこっち！》







呼ばれた先に、私がいた。








え、鏡？






右足を少し後ろに下げても、前にいる私は後ろに下がらなかった。






『…だ、誰？』




《誰って、私よ。Aだけど？》





もしかして…報告書で言ってた二重人格みたいな話って……




《そう！二重人格のAちゃんでーす！》




え、私今考えてたこと声に出してた…？




《出してないよ！けど、Aから生まれたのが私だからさ。全部お見通しってわけ》




じゃあ私声出さなくても会話出来るじゃん



とか変なこと考えてる暇は無さそうで。






『えーと、じゃあ、なぜあなたが目の前にいるの？』




《んー、元々Aの中に入ってたけど、とあることがきっかけで分離出来ました☆いぇい☆》





私の顔であそこまでおちゃらけられると、イメージが崩れる気がするな。




『分離したのは、まぁ分かったけど、ここはどこなの？』















《ここは、私の“領域”って言ったら分かりやすいかな？》

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している


←第22話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す