第20話 ページ20
「ねーAってさー、五条のこと好きなの?」
硝子ちゃんにいきなりとんでもないことを聞かれたため私は飲んでいた飲み物を詰まらせてむせた。
五条くんが任務の間、暇だしってことで私と硝子ちゃん、夏油くんの3人でお菓子パーティーをしていた。
そんな時に、いきなりこれだ。唐突にも程がある。
『え…っと、な、そ、そんなこと、ないですけどネ』
「図星じゃん絶対」
『いや、まぁ、恋愛な所もゼロではないとは思うけど…』
「けど、なんだい?」
「夏油も気になるよね?Aの恋愛事情」
「そりゃぁね。あんなに仲良くしてれば、気になるもんさ
そんで、恋愛的なところはゼロではないんだろう?」
『そうなんだけど、どちらかというと、恩人的な感じだし、私じゃ五条くんに釣り合わないし、だから別に付き合うとかはどうでもいいかなって感じ…かな。』
それに、もうあと1ヶ月も居られないかもしれないし。
この言葉は心のうちで呟いた。
「ふーん?そっか。Aがそれでいいならいいよ。
じゃあ、遊園地のペアチケット要らないね?」
『え????どういうこと?』
「いやぁ、てっきりAが五条のこと好きなら遊園地2人で行ってきなって渡そうと思ってたんだけど、違うなら私が夏油と行こうかな」
「おぉ、急だけど別に私は構わないよ」
夏油くんと硝子ちゃんは私をニヤニヤと見る。
行って、欲しいんだろうなぁ、私と五条くんで…。
『わかったよ、しょうがないからチケット貰ってあげるよ!!!』
「いや?五条とデート行きたいのでチケット譲ってください、でしょ?」
『夏油くん。これは夏油くんのチケットでは無いじゃん?なのに、何故あなたにそのような言葉を言わなきゃいけないの?』
「いや、私も言って欲しいなそれ。私の欲しい言葉でもあるので、はい。Aどうぞ」
まーた私のことをニヤニヤしてみている。
『…五条くんと、デートに行きたいので、チケット、譲って…くだ…さい…』
段々恥ずかしくなって声が小さくなってしまった。
「だって、五条。良かったね」
五条?????
夏油くんの視線をやる先には五条くんが顔を真っ赤にして立っていた。
「Aが五条とデートしたいんだって。よかったねぇ、五条嬉しいねぇ」
「そうだねぇ悟〜〜嬉しいねぇ」
「なっ、なんだよいきなり!よくわかんねーけど、Aは、俺とデートしたい訳?」
五条くんは真っ赤な顔をして私を見た。
920人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
今川焼 - とっても面白かったです!更新頑張ってください!! (3月12日 20時) (レス) id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - 無名さん» うおおおおおおおおおおおおおおおコメント気づかなくて返信遅くなりました😭😭😭私も書いててニヤニヤしてます笑 コメントありがとうございます!凄く嬉しいです☺️💕 (3月9日 1時) (レス) id: f61a96447d (このIDを非表示/違反報告)
無名 - うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、、、とうといぃ、、、(´;ω;`) (2月8日 20時) (レス) @page20 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - もっちもちもちさん» いえいえっ!!!🥰🥰 (10月12日 18時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - LuNaさん» うわあああ!!!めちゃくちゃ嬉しいです…😢💕コメント励みになります🥺ありがとうございます!!! (10月12日 8時) (レス) id: 06c3ab9fe6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もっちもちもち | 作成日時:2023年10月5日 18時