第18話 ページ18
Aには、今確実に呪力のオーラをまとっている。
A自身が着実に強くなっているのは事実だけど、呪力が関わると別人格の方を思い出してしまう。
本当にAが呪力を出せているのか、それともあいつがわざとやっているのか。
後者だったらめちゃくちゃめんどうだな…。
でも、呪力の乗せ方はあいつのやり方と異なり、丁寧に呪具に呪力を乗せている。
あいつは力任せというか、倒せればいいだろって言うのが見え見えだったから、本当に別人格なんだなと改めて思う。
考えながらAの攻撃を交わす。
元々長さが変わる呪具だけど、呪力が乗ると更にその動きが滑らかになるため、俺でもかなり先を見通さないと動きが読めない。
丁寧だけど、時々大胆な動きをAはするから意外と気を張って動かないといけない。
『今の私なら…！』
Aは俺を地面におさえつけて、呪具を触れさせようとする。
「甘いね」
最強でGLGなこの俺がちょっと呪力のこもった呪具を扱える人間に負けるわけが無いわけで。
「俺、最強以前に男なんだから、力は強いんだ。
他の攻撃手段を考えるのも手じゃない？」
『くっ………たしかに………』
「でもさ、初めてこんな呪力の捻出に成功したんだ。
この後は、呪力に関する特訓しよ」
『わ、わかった！』
Aは感覚が掴めたのか、人並みの呪力を扱えるようになっていた。
『わ…！私！私！！！呪力！出てる！出てるよね！？』
「うん、ちゃんと出来てる。それさ、弱めたり強めたりできる？」
『できる…できるよ！五条くん！！！』
Aは飛んではしゃいで喜んでいたが、俺は素直に喜べずにいた。
Aは、あいつの力を借りずに呪力の捻出に成功したのかどうか。
力を借りていないなら、Aはあいつを超えることは可能になってくる。
俺が今からあいつに「呪力出してるのお前？」と聞いたところであいつが素直に答えるはずがない。
『ご、五条くん？呪力の感覚掴めただけで調子乗りすぎたよね、ごめん！』
Aはヘラッと笑いながら俺の表情を伺っている。
うっかり考え事をしすぎて喜んでいるAを放置してしまっていた。
「いや！ちがうよ、本当に成長してるなって思って色々考えてた。わりぃ
傑と硝子にも見せてきなよ、喜ぶぞ｣
『そ、そうだね！見せてくる！』
Aは少し嬉しそうな顔に戻り、傑達に見せに行った。
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今川焼 - とっても面白かったです！更新頑張ってください！！ (3月12日 20時) (
レス) id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - 無名さん» うおおおおおおおおおおおおおおおコメント気づかなくて返信遅くなりました😭😭😭私も書いててニヤニヤしてます笑 コメントありがとうございます！凄く嬉しいです☺️💕 (3月9日 1時) (レス) id: f61a96447d (このIDを非表示/違反報告)
無名 - うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、、、とうといぃ、、、(´；ω；`) (2月8日 20時) (レス) @page20 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - もっちもちもちさん» いえいえっ！！！🥰🥰 (10月12日 18時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - LuNaさん» うわあああ！！！めちゃくちゃ嬉しいです…😢💕コメント励みになります🥺ありがとうございます！！！ (10月12日 8時) (レス) id: 06c3ab9fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もっちもちもち | 作成日時：2023年10月5日 18時
