第11話 ページ11
五条くんは任務のない日をほとんど私の訓練に時間を使った。
五条くんのおかげで私はみるみるレベルアップ………
「お前、なんでそんな弱いんだ…?そんなにセンスないことある?」
『…私も…そう思います…』
全くレベルが上がらないのだ。
夜蛾先生に辞めると言って1週間が経った。
あと3週間で2級術師になった理由を突き止めるのは、かなり厳しいのではないかと悟った。
「…ちょっと失礼」
『え?』
そう言って五条くんは私の首に軽くチョップして私は気絶した。
「出てこいよ」
『んー???なになに?出てきてやったけど、なんか用?』
「お前には呪力がすごく流れているけど、本体のAに分け与えてやってもいいんじゃねえの?」
『あー、そゆことね。出来ないことは無いんだけどねー』
「出来るならやってやれよ。このままだと本体のAは益々自信を無くして呪術師を辞める気がしてならねーんだよ。
…なんか、出来ない理由でもあんのか?」
『お〜!さすが五条悟!エリートは違うねぇ〜!
あたしは生まれてこようとして生まれたわけじゃないんだよ。
Aが作った別のAがあたし。
あたしが強いのは、本体のAが強くなりたいと願って願って、その願いが叶ったからだと思う。
そして、あたしの存在がバレたらの話なんだけど…』
「なんだよ、早く言えよ」
『あんたはせっかちだなぁ。
あたしが生まれる時Aと話したことあるんだ。
Aは覚えていないんだけど、その時交した縛りがあってね。
A自身があたしを超えるほど強くならない限り、あたしはAに力を貸さない。
要するに、Aはあたしの力を借りずに強くならないとAの中であたしは生き続けて、二重人格は治らないよってこと。
で、Aがあたしより強くなる前にあたしの存在に気づいた場合は……
あたしが本体を乗っ取る。Aは、あたしとして生きていくことになるってこと!!
本当はとっくに乗っ取れるんだけどさ、一応あたしが生きているのはAのおかげだし!Aがあたしを作ったのにも悲しい理由があるから、そこそこ思い入れあるんだよ。』
「乗っ取るとか言っときながら情はあんだな、お前」
『そ。でも、Aを早く強くしないと時間無くなっちゃうよ?』
「…何が言いたい」
『A、高専やめちゃうかもよ〜?なんて!』
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今川焼 - とっても面白かったです!更新頑張ってください!! (3月12日 20時) (レス) id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - 無名さん» うおおおおおおおおおおおおおおおコメント気づかなくて返信遅くなりました😭😭😭私も書いててニヤニヤしてます笑 コメントありがとうございます!凄く嬉しいです☺️💕 (3月9日 1時) (レス) id: f61a96447d (このIDを非表示/違反報告)
無名 - うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、、、とうといぃ、、、(´;ω;`) (2月8日 20時) (レス) @page20 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
LuNa(プロフ) - もっちもちもちさん» いえいえっ!!!🥰🥰 (10月12日 18時) (レス) id: de0c19e396 (このIDを非表示/違反報告)
もっちもちもち(プロフ) - LuNaさん» うわあああ!!!めちゃくちゃ嬉しいです…😢💕コメント励みになります🥺ありがとうございます!!! (10月12日 8時) (レス) id: 06c3ab9fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もっちもちもち | 作成日時:2023年10月5日 18時