謎の少女は強欲組に拾われましたpart３

＃９６ ページ39

吊戯「“枕元で絵本で読んで欲しい”“いい子いい子と頭を撫でて欲しい”…」

御国「…相変わらずセンス悪い“呪文”使ってんなあ！ジェジェ」

『手伝ってやろうか？御国』

御国「いいよ、Aちゃんはそこで見てなよ」

ドガガガっと吊戯にに銃を撃つ。

御国「遠慮するなよジェジェ、殺したっていいんだ」

そう言い吊戯はジェジェの首に足を巻きクルッとジェジェを地面に叩きつける。

ジェジェ「……！！」

トトンっと距離を縮め二コリっと御国に笑う。

御国「死……」

スパンッと御国の足の辺を大きく囲むと御国はガクッと体勢を崩す。

御国「な…っ」

((くるん

吊戯「“そして優しく抱きしめて愛しているよと言って”“私はあなたの宝物”」

そこに真昼達の前に小さな吊戯に似た子ども微笑むように手を広げる。

クロ「真昼！下がって…」

クロは真昼を庇うと吊戯はクロの首に手を入れる。

“一人にしないで(ネバーランド)”！！！

((パチッ

クロの首には黒い首輪が付いている。

クロ「…！？」

真昼「平気かクロ…っ！？」

吊戯「はっは！知ってる！国ちゃん！こういうのを『先手必勝』というんだよ！」

修平「吊戯さん！どうして、こんなところで…っ」

吊戯「えー？大丈夫だって！塔間さんが止めなかった(・・・・・・)んだから問題ないってこと…」

真昼「な…？なんですか、今の魔法…！？」

吊戯「うん？これでもう、キミはオレの管理下だ。これからオレと、一定距離以上離れることはできないし、反抗すれば強制的に拘束もできる」

真昼「な…っ」

クロ「あー…」

吊戯「はっは！あんまり、やりたくないから言うこと聞いてねほしいな〜まあ、オソロイことで♡仲良くしよ♡」

クロ「けっこーです…」

吊戯「ちなみにオレ自身が解除するかオレが死ぬまで外せないから♡

クロ「めんどくせー…オレは引きこうもり推奨派だぞ…」

ポフッとクロは猫の姿になる。

真昼「おい、クロ…！諦め早いな！！」

吊戯「だいじょうぶだよ！オレもインドアっていうかアンダードアって感じだから！」



・



御国「ジェジェ…」

その言葉でジェジェは蛇になり吊戯の頬に傷をつける。

吊戯「おっとぉこれは…」

真昼「え…っ」

((パチン

“お気に召すまま”マイ・フェア・レディ()”！！！

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