検索窓
今日:13 hit、昨日:0 hit、合計:23,860 hit

#63 ページ4

ヒガンは手袋を外しビッっとリヒトの頬を切り裂いた



リヒト「……?」



ヒガン「うん…最近…自分でも忘れがちだったが……オジサンも吸血鬼だからね…」



ペロッと手に付いた血を舐める



その途端ドッと衝撃が起きる。リヒとロウレスは壁に叩きつけられる



ヒガン「“さそりの火”昔のことを思い出すもんだから…あんまり気は乗らないがね…」



ロウ「いって…リヒト!!」



リヒト「…ッ」



ヒガン「ああ、ああ!!戻っちまう、戻っちまう!!世界の全てが俺のキャンバスだった時代に…!!さあ…描かせてもらおうか」








Aside



ん…いった…!!頭が痛いし体全体が痛い。




視界が薄く見える…




さっきの大きな声はなんだったの?




ロウレスさんは?




ヒガン「さっきの黒い獅子、下の3人じゃきっと荷が重いな…さて…と助けに行くか」



何かが落ちた音が聞こえる



私は何とか視界を取り戻す



そこに見えたのは…



『ロウレス…さん…?』



「「!?」」



2人はビックリするように話足を見る



ロウ「A…?」



体を起き上がらせようとしてるロウレスさんと倒れてるリヒトさんだった。



『ロウレスさん…!!リヒトさん…!!』



大声をあげると体がジンジンして痛いけど、私の体なんかより、ロウレスさん達が大事だ!




ロウ「あんまり声をあげるなっス!・・・こいつはオレが…」



ヒガン「まだ動けるのかい…?」



っとロウレスさんの腹をガッ!と腹蹴りをする



ゴホッゴホッと息を吐きだすを続けるとヒガンはロウレスさんの顔に足を乗っけた



ヒガン「ネズミちゃんお兄さんの靴でも舐めるかい?」



このオッサンめ…!!



ロウ「……!?」



ヒガン「そしたら君の大事な天使ちゃんとお嬢ちゃんだけは助けてあげてもいい」



『!?』



ロウ「……は………ッ」



ヒガン「お決まりのセリフだが人間てのは脆いもんだからね…」



ヒガンは吸っていたタバコをリヒトさんの首にヂヂッと押しつけた



ロウ「……てめ…ッ」


リヒト「迷ってんじゃねえよ…マゾネズミ、答えは…こうだ。てめえこそ俺の靴でも舐めてろ」



ど……ドS対決…!?

きっとロウレスさんも思っただろう…。本来ならロウレスさんはそっち寄りのキャラのはずなんだけど……。ど、ドSって……

#64→←#62



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
58人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

倉橋ミイナ - 桜日和さん» はい!期待に答えられるように頑張ります! (2017年5月13日 20時) (レス) id: 7bb132c70c (このIDを非表示/違反報告)
桜日和 - 面白いです!続き楽しみにしてます。更新頑張ってください! (2017年5月13日 10時) (レス) id: 94880da21c (このIDを非表示/違反報告)
暮橋ミイナ - 狐火さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年1月19日 21時) (レス) id: 7bb132c70c (このIDを非表示/違反報告)
狐火 - 更新頑張ってください! (2017年1月17日 20時) (レス) id: 21fd97819d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:倉橋ミイナ | 作成日時:2017年1月10日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。