謎の少女は強欲組に拾われましたpart３

＃８０ ページ21

ロウ「…おかしい話っスけど、正直Ｃ３のほうが吸血鬼(オレら)生態に詳しいんじゃないっスか？」

真昼「そうなのか？そもそも中立機関Ｃ３って…」

ロウ「オレらはＣ３とは関わり浅いほうだから一般的なイメージの話になるっスけど、古い魔術に始まりいろんな研究をやってるんスよ。不老不死や…より強い吸血鬼の研究なんかもしてても不思議じゃないっスね。それとあいつらは人間に危害を加えた人外を捕まえて裁く、でもそこに明確なラインや警告はない、一方的な制裁、吸血鬼(オレら)から見れば中立どころかマジ独裁っスよ」

ハイドは何かのウワサとか情報を見つけるためスマホをいじる。

ロウ「東京支部の“猟犬”狼谷 吊戯日本中にいるサブクラスのあいだじゃ有名っスからね」

『狼谷 吊戯…』

真昼「Aさん、なにか吊戯さんを知ってますよね？この前もあの人と話していてたし…」

『やっぱり、バレっちゃったか…でもごめんね、あなた達に今 話すことはないわ…』

真昼「そうですか…」

『いいから話を進めましょ…』

っとA達は話を進めた。

クロ「椿について、オレは１度サーヴァンプ７人全員で話しておきてーな…」

ロウ「あっ、オレ、ワ―くんのの連絡先知ってるっスよ！」

真昼「ワ―くん…？誰…？」

ロウ「“暴食”の真祖ワールドエンドっス！普段イタリアにらしいんスけど、今 東京に来ててあのコンサートの夜会って遊ぶ予定だったんスけど！会う直前に椿に捕まちゃったんスけど…憤怒祖さんも日本なんスよね、アオモリとか言ってたかな」

クロ「…！今…全員日本にいる…？」

ロウ「そう！こんなの妙っスよね！？全員が同じ場所に揃うなんて…あの人を殺す相談をしたあのとき以来で…なんか…」

クロ「…今度は間違えねえよ、オレ達は椿を殺さない、俺達が求めるのは今度こそ会話だ」

真昼「ああ！」

クロ「めんどくせーけど…」

真昼「その一言は余計だ！」

クロ「対話をしねーのは後々もっとめんどくせーからな…」

ロウ「オレも賛成っス、協力するっスよ。あんな思いするのはもうごめんっスからね」

っとロウレスも賛成し、約全員賛成をした。

リヒト「…おい…」

ロウ「もーーー今度はなんスか、天使ちゃ…」

皆はリヒトが向いた方に向く…と黒い羽が落ちてくるのが見えた

『ちっ…来やがったか…“クソ犬め”…』ぼそっ

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