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牡丹一華/kwkm ページ5

-kwkm side-


「そろそろ機嫌直してくれませんか?」

『やーだ』

そう言うとAは更に顔を背けてしまった。
ある程度予想はしてたけど、ここまでとは。

「仕方ないじゃないですか、俺だって行きたくて行く訳じゃ無いんすよ」

『う〜ん…それは分かってるけど楽しみにしてた分ショックが大きいの。』


楽しみにしてくれていたことに思わず口元が緩んでしまうが、俺の予定に合わせて計画していたデートが俺の都合でなくなるなんてこんなに酷いことは無い
お互い忙しくて滅多に出かけられないこともあり申し訳なさが募る

「次予定が空いた時埋め合わせしますから」

『じゃーあー、それはいつなんですかぁー?』

何この人
拗ねてる時でさえ可愛いんやけど、ずるい

「次Aが休みの日は?」

『でも拓郎忙しいじゃん』

「次は俺が調整します」

『ん〜、分かったけど…』

まだ不服そうな表情だがとりあえず気は収まったみたいだ


〜数日後〜
拓郎今から帰る、準備して待ってて
Aあれ?今日までだったっけ?
拓郎違うけど、撮影が早く終わったから
A分かった、待ってるからね!


ピーンポーン

『準備万端だよっ!』

と元気良く飛び出してくるA
犬かよ、そんでもって可愛いなと心の中で呟く

「じゃあ行きましょうか」

『どこに?』

「それは内緒です」


夕食を取ってから、少しドライブしつつ公園に寄り、改めて想いを伝えるつもりだ
車には花束が積んである、上手く言えるだろうか?
一抹の不安がよぎる。


『えっ、何ここ!?綺麗…』

そう言ってはしゃぐ彼女がとても愛しくて
いつまでもこの人の隣に居られたらって思う。

「そうでしょう?ここは俺が大きな決断をする時に来る場所なんです」

『え、でも今日なにm』

___やべ、って思った時にはもう遅くて。
夜の光に照らされ、いつも以上に綺麗な横顔に耐えきれず気付いたらAの唇を奪っていた
働けよ〜、俺の理性、、、と自分を叱ったところで後の祭りだ。

「これからもずっと一緒に過ごせたら良いなって思ってます。俺の隣で笑っていてくれませんか」

そう言って赤と白のアネモネがメインの花束を差し出す。


『これ、プロポーズ…?』

「いや、違いますけど」

『えー、そうなんだぁ、、、
ふふっ、でも嬉しい!ありがとう』


雨降って地固まるとはこの事だろうか
これからも俺の幸せは続きそうで自然と嬉しくなった

128√e980/sgi→←作者より



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澄恋(プロフ) - かなとさん» すみません、全然気づきませんでした…恐らくフラグ外せたと思うのですが、これで大丈夫でしたでしょうか? (2019年6月13日 19時) (レス) id: 56148b7980 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年6月10日 21時) (レス) id: b946a130ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:澄恋 | 作成日時:2019年6月10日 21時

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