ネットの海には氷の少女【ヒロアカ】2 (ページ9)

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59 ぴえんなひとページ9

｢聞いて問題ないよ、俺の個性ってたとえば緑谷とか麗日みたいな出そうと思って出す、とか触れたらだせる、みたいな感じじゃないんだよね。｣

｢つまり？｣

｢気が緩むと個性が漏れ出ちゃう…つーかまじでシャレにならないくらい暴発することとかもあるんだよね。だからマジの全力投球な体育祭には参加は危険だと思ったんだ｣

｢｢｢あー｣｣｣

｢残念だけど…仕方ないわね、ケロ｣

みんな残念そうではあるものの事情のあることがどうにもならないのは分かっているし、私の個性を他人の自身達が全て把握出来ている訳では無いから無責任なことを言えないのもあるから、泣く泣くではあるが納得していた

｢代わりと言っちゃあなんだけど、持ち前の力強さで応援しまくるから頑張って！な？｣

思いのほか澱んでしまった空気を断ち切る為前向きなことを言って返事を促すようにすれば、次第に落ち着きを取り戻り賛同する声が上がる

｢男らしいぜ揺黒！応援してもらうからには頑張らきゃいけねぇな！｣

｢だよな！いつも明るい“揺黒”が応援してくれるんなら優勝でももぎ取らねぇと！｣

｢そうだね！｣

｢んじゃ1A！揺黒の分まで頑張るぞー！｣

｢｢｢｢｢｢おー！｣｣｣｣｣｣

いつのまにか切島や瀬呂の掛け声により士気が高まっていき最終的には教室に残っていたクラスメイトほとんどが声を上げていた