緑谷くんの双子ちゃん【ヒロアカ】《5》

217 おいしい ページ25

｢勝己はすごいね、わたしこんなの作れない｣

｢ハッ、たりめぇだわAが俺より上手く作れたら天変地異だわ｣

｢私が料理出来たら世界崩壊するの？｣


むぐむぐと口いっぱいに頬張りながら飲み込み口に入れる合間などにちょこちょこ勝己に話しかければ、以前に比べてかなーり毒舌にニヤニヤした顔を添えて馬鹿にされた


これがバカスカ言うってやつだね



その後もしばらくインスタントスープなども口にしながら黙々とご飯を食べ続けていると、突然携帯電話からピコン、と軽快な通知音が鳴った




｢ん、あれ｣



液晶画面に映る名前はなんと“心操人使”

｢ひとしだ…｣

A組に転入してからはほんの少ししか連絡してなかったけど、なんで今急に来たんだろう

食べている手を止め、ロックを解除しトークアプリを見てみれば《今日休みか？》の6文字



もしかして会いに来ようとしたけど居なかったのかな？


《今日と明日は謹慎だから学校には来れないよ》

と、もっと細かく色々と気を使った方がいいかもしれないけど、ギガも安くないので出来るだけ簡潔にして送った




それから残りのお昼ご飯を食べた後自分の部屋を掃除したりなんかして1時間くらいが経った時再び携帯電話が通知音を鳴らした

ちょうど授業が終わったくらいの時間なのかな


《話したいことがあるから、放課後6時頃に寮一帯の入口の門のとこで待っててほしい》


やはり通知の相手はひとしで、なにか直接お話したいとの事だった

《わかった》と了解のメールを送って、返事が途切れたので私もノートに視線を戻した

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